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気が付くと知らない部屋にいた。
間取りは自分の部屋と似ているが、家具や物の配置が自分の部屋でないことを知らせる。
少し遠くで男性の声が聞こえる。
何を言っているかまでは聞き取れなかったが最後に「じゃあ後はよろしくお願いします」と言う声と玄関のドアが閉まる音と共に見知った顔が部屋に入ってきた。
「おっ？お早いお目覚めで」
シャオさんの声でハッとする。
どうやらソファに寝かされていたようだった。
身体を起こしてそのままソファに座る。
「えっ、なんで……！？」
困惑する私にシャオさんは隣に座り、説明してくれた。
「マンションの前でアイツに会うてんやん。ほんならエレベーターにAちゃん乗ってるんで一緒に上がってあげてくださいとか訳分からんこと言われたから走ってエレベーター乗ったら過呼吸で死にかけてる自分がおって、もう大変よ」
「申し訳ございません」
頭を下げるとシャオさんはふふっと笑う。
不思議に思い顔を上げると楽しげな表情のシャオさんがこっちを見ていた。
「返事ないし動かんし意識がなさそうやから救急車を呼ぼうと思てさ、スマホ出したらさ、急にショッピくんショッピくんって言いながらショッピくんに擦り寄っとんねんもんな」
「…………！？！？ショッピくん？？？」
「まあ思ったよりかは大丈夫そうやったからとりあえず俺の部屋に寝かして様子見よって事になってからもずっとショッピくんに、立てへんから抱っこ〜ってあほなこと言うからアイツここまで自分のこと連れてきてくれてんで。しかもその後意識失ってるし。ちゃんとお礼言うとけよ」
「しょ、しょぴ？ショッピくんってあのショッピくん？ショッピくんが居たんですか……っ！？」
プチパニックになっているとシャオさんはゴミを見る目で私を見てきた。
「なんや、まだ頭おかしいんか？それとも元々か？」
よくわからないがめちゃくちゃ迷惑掛けたようなので後でショッピくんにDM送っとこうと思った。
どうせなら意識がある時に会いたかったよ！
ショッピくん！！！
シャオさんの説明は続き、簡単に教えてくれた。
ここに寝かされてから1分ほどしか経っていないそうで、つい今しがた帰ったのがショッピくん。
「それと、もし今後また過呼吸になったとか、なりそうって時は、ちゃんと息はできるってしっかり思いながらゆっくり吸って吐いてを繰り返すんやで。あっ、袋を口に当てるのはやめとけよ」
シャオさんは立ち上がるとお水を持ってきてくれた。
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くゆる(プロフ) - すずらんさん» すずらんさん、こんにちは。コメントとTwitterもフォロー頂けて嬉しいです。応援して頂けるとやる気に繋がります！これからも読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (
レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - 紅茶さん» 紅茶さん、遅くなってすみません。ありがとうございます。お言葉に甘えて無理せず更新しすぎてコメントすらも遅れてしまいました。ごめんなさい！相変わらずのんびりになるとは思いますがこれからも読んで下さると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2020年2月11日 15時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - おはようございます、更新お疲れ様です。いつもとても楽しみにしております！応援させてください！ (2020年2月9日 6時) (レス) id: 14859b81d2 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶 - 大好きです!!!!更新無理せず頑張ってください!!!応援してます！ (2020年1月5日 21時) (レス) id: 203f8de236 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - ゆきなさん» ゆきなさん、明けましておめでとうございます。遅くなりすみません。オコメチャンきっと感無量です！イケメンかな？ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くゆる | 作成日時：2019年10月28日 22時
