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「……はい？」
チェーンは外さず、小さな隙間からひょこっと顔を出すと向こうもひょこっと顔を覗かせた。
知らない男性だった。
「あの、ちょっと声がうるさいんですけど。パーティかなにかされてるんですか？なんでもええけど時間考えて貰えます？2件隣まで声が響いて来てるんですけど。」
ちょっとだけふくよかな男性は迷惑そうな表情で冷たく溜息混じりに言い放った。
「わ、わわっ！す、すみません……。静かにしま……えっ、2件隣？」
2件隣って、確かシャオさんの部屋じゃなかったっけ？頭の中で色々と考えているとその男性はにやにやと笑った。
「ふっ、ふふっ。……そうやってシャオロンが言ってました。」
「はぁーっ？俺ちゃうし」
男性の後ろからひょこっと顔を覗かせたのは先程あったばかりのシャオさんだった。
「えっ、あの……」
とりあえずチェーンを外してドアを開けた。
すると男性は焦ったような表情で大きな声を出した。
「あーあーあーあー！女の子の一人暮らしやのに簡単にドア開けたらあかんあかん！」
「ゴリラやから大丈夫やろ」
無表情でシャオさんは言う。
ゴリラじゃねぇよ。
「まあ、俺らは強盗しようとかそんなん思ってないんでええんですけど、知り合いやからってすぐにドア開けたらあかんっすよ。」
「あ、はい……」
なぜ私はそんなことで説教されているのだろうか。そう思っているとシャオさんが口を開いた。
「なあ、暇なら一緒にゲームせん？」
そんな大声で配信してるなら。と付け足して言う。
「えっ？なんで配信って……」
私の問いに男性は苦笑しながら答える。
「いや、あの……声はほんまに2軒隣まで全部丸聞こえでした。ショッピくんショッピくん、おーショッピくん！って……」
「えっ？ま、まじすか……」
なんと恥ずかしいことか。
「あと、オコメチャンの宣伝のツイートも拝見しました。」
それも大事なのだが、私には1つ聞きたいことがある。
「あの、失礼ですが……どちら様でしょうか？」
私が聞くと、男性ははっ！とした表情になった。
「あ、申し遅れました。シャオロンの友達のトントンと申します。……えっと、本名は言わんでもええよね？」
「ま、まさかのトントンさん……！？」
なんで今日はこんなにも夢のような出来事ばかり起きるのだろうか。
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くゆる(プロフ) - すずらんさん» すずらんさん、こんにちは。コメントとTwitterもフォロー頂けて嬉しいです。応援して頂けるとやる気に繋がります！これからも読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (
レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - 紅茶さん» 紅茶さん、遅くなってすみません。ありがとうございます。お言葉に甘えて無理せず更新しすぎてコメントすらも遅れてしまいました。ごめんなさい！相変わらずのんびりになるとは思いますがこれからも読んで下さると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2020年2月11日 15時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - おはようございます、更新お疲れ様です。いつもとても楽しみにしております！応援させてください！ (2020年2月9日 6時) (レス) id: 14859b81d2 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶 - 大好きです!!!!更新無理せず頑張ってください!!!応援してます！ (2020年1月5日 21時) (レス) id: 203f8de236 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - ゆきなさん» ゆきなさん、明けましておめでとうございます。遅くなりすみません。オコメチャンきっと感無量です！イケメンかな？ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くゆる | 作成日時：2019年10月28日 22時
