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「大丈夫ですか？」
男性の声が頭上から聞こえた。
ビビりながら顔を上げると、そこには先日居酒屋さんで会った鬱先生のお知り合いの方がいた。
「わっ、えっと……すみません。大丈夫です。」
顔を伏せながらほぼ無意識に言葉を発していた。
テーブルに落としたスマホを手に取るも、見る気に離れずそのままテーブルの隅に置いた。
「相席って言われて嫌やなって思ってたんですけど、まさかAさんとは。知ってる方で良かったです」
失礼しますと言いながら彼は前の席に座り、私と同じランチを注文した。
「……あはは、そうですね」
笑顔を張りつけて答えると、またしてもスマホが震える。
『どこにいますか？どうして返信くれないんですか？会いたいです。愛してます。心から愛してます。僕は貴女の恋人ですよね？どうしてすぐに会いに来てくれないんですか？』
いつもの癖でスマホを表向けて置いてしまった為、通知を見てしまった。
画面を開いていないため、大量に通知が溜まっていく。
「Aさん、大丈夫ですか？」
声を掛けられてはっとする。
彼を見ると目線が私のスマホへ向かっていることがわかった。
「大丈夫です。すみません。」
スマホをひっくり返して答えた。
「……それ、彼氏さんじゃないっすよね？Twitterからの通知やし……ちょっと見してもらうことできます？」
鬱先生の友達のようだし、彼なら信用しても良いのではないかと思った。それに怖かったので、誰かに相談したいという気持ちもあった。
私は無言でスマホを彼に渡した。
彼はTwitterの通知をひとつずつ確認しているようで、しばらく無言で私のスマホを見つめた後にありがとうございますと返却してくれた。
「こいつ、ネットストーカーかもしれへんから気を付けてくださいね。ここの駅バレてるし、ツイートの時間帯から行動パターン読まれてるみたいやし。……なんで駅がバレるんやろ。特に地名がわかるようなツイートとか発言とかしてないと思うんやけどな」
彼はぶつぶつ独り言を呟いた。
しばらく彼は唸ったり自分のスマホで何かをしているようだった。
「お待たせしましたー！」
しばらくすると私の注文分がでてきた。
憂鬱な気分な上に彼を巻き込んでしまった為、先に食べづらいし、気まずくなってしまった。
どうしようかなと目を伏せて考えていると彼が口を開く。
「Aさんが良ければなんですが、今日は俺が護衛として一緒に帰りましょか？」
えっ、と思わず声が出てしまった。
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くゆる(プロフ) - すずらんさん» すずらんさん、こんにちは。コメントとTwitterもフォロー頂けて嬉しいです。応援して頂けるとやる気に繋がります！これからも読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします！ (2020年2月11日 15時) (
レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - 紅茶さん» 紅茶さん、遅くなってすみません。ありがとうございます。お言葉に甘えて無理せず更新しすぎてコメントすらも遅れてしまいました。ごめんなさい！相変わらずのんびりになるとは思いますがこれからも読んで下さると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2020年2月11日 15時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - おはようございます、更新お疲れ様です。いつもとても楽しみにしております！応援させてください！ (2020年2月9日 6時) (レス) id: 14859b81d2 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶 - 大好きです!!!!更新無理せず頑張ってください!!!応援してます！ (2020年1月5日 21時) (レス) id: 203f8de236 (このIDを非表示/違反報告)
くゆる(プロフ) - ゆきなさん» ゆきなさん、明けましておめでとうございます。遅くなりすみません。オコメチャンきっと感無量です！イケメンかな？ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: f8c0fb5fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くゆる | 作成日時：2019年10月28日 22時
