でーと ページ24
【js side】
事務所で撮影を追えた帰り道。
もうすっかり日課になったこーちへのお散歩のお誘いをして、のんびりお喋りしながらとある場所へ向う。
それは事務所から徒歩15分程度の所にある、六本木のけやき坂通り。
この季節になると煌びやかなイルミネーションが街を彩って、あぁ、今年も冬が来たな、と実感する大好きな場所。
去年は友達と、その前は家族や仕事仲間と…色んな人とこの景色を見てきたけれど、今年はちょっと、いや、かなり特別な気持ち。
高「わぁ…綺麗」
大好きな人と見るこの景色は、何倍も美しく見える。
ジ「うん…綺麗だね」
まるで初めて見る景色のようだ。
再開して、付き合うことになって。
それから一緒に仕事をすることになって、激動の1年が終わりに近づくこの12月も、俺たちは鬼のような忙しさでろくにデートっぽいことは出来ていなかった。
クリスマスにはラジオがあるし、年明けにはライブも始まる。年末年始も、きっとどこかに行く暇なんてない。
だからこの景色だけは、どうしても君と見たかったんだ。
高「ジェシー…くっつきたい」
ジ「he………うん、」
あぁ、かわいい、そんな上目遣いで。
ここで襲われたいの…？
ジ「じゃあ……これ被って、サングラス付けて！」
高「えぇ！せっかくのイルミネーションスモーク越しに見るのぉ？！勿体ねー…それにジェシーの方がオーラバンバン出てんだからお前が付けとけよ、ほら帽子も！」
ジ「ダメ！全部こーちが付けて！！」
高「なんで！」
…そんな顔、誰にも見せたく無いんだもん。
むぅ、と頬を膨らませると、こーちは諦めたように笑って俺と手を重ねる。
高「……分かったよ、付けるから、全部」
そんな怒らないで、とこーちは重ねた手をギュッと握る。ごめんねって気持ちと、でも君が無自覚なのが悪いよって気持ちが俺の中で葛藤する。
高「でもこれ…サイズおっきくて落ちてくるんだけど…」
渋々被った帽子は目を隠すくらいずり落ちて、サングラスも鼻の先まで下げている彼はあまりにも子供サイズで。
あー、可愛さって結局隠してもダダ漏れちゃうものなんだなぁと感じる。
ジ「はぁ…ダメだこりゃ」
恋人が可愛すぎて、イルミネーションどころじゃない。
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ななみや(プロフ) - ちなさん» ちなさん、いつもありがとうございます♡最年長コンビ、ほんとに可愛いですよね〜！ちょっと不安だったのですが、ラブいただけて良かったです( ´-` )ライブ、行きたいですね〜！！ (2022年11月18日 20時) (
レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - ふわふわ…ほのぼの…最年長コンビ、尊いですね！！マイナスイオンです。いつも私に萌えをありがとうございます♡ラブです^_^そしてリアルもこっちもライブがんばれ！ですね！行きたいですねー…。。。 (2022年11月18日 19時) (レス) id: 83fa992d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななみや | 作成日時：2022年9月20日 0時
