5＋1 その3

楽しい時間 ページ33

【jesee side】


SixTONESでの仕事の後、慎太郎の提案でメンバー全員でご飯に行くことになった。


最近の慎太郎はリーダーというポジションを有効に使ってメンバー同士の交流を増やしてくれるからとても頼もしい。


疲れているから家でゆっくりしたいとボヤくメンバーもいるけど、何だかんだ全員集まるから結局はみんなで居るのが楽しいんだと思う。


こーちは特に一人の時間も必要なタイプだけど、メンバーとの集まりにはなんの躊躇いもなく来てくれる。


あまり口には出さないけど、そういう行動から気を許してくれているのが伝わってきて。


…そういうのって、たまらない。



ジ「こぉー…慎「はいっ！今日はせっかくみんなで集まれたのでゲームしまーす！」



構いたくてしょうがなかったのに、慎太郎が馬鹿みたいにでかい声で切り出した。
ちぇ…でも今回は慎太郎が張り切ってくれてるから、我慢我慢。



樹「おぉ、どんな？」

慎「それぞれのちっちゃいときの写真を俺に送って貰って、これは誰でしょう〜ってやんの！俺ら以外の兄弟とか、フェイクを入れるのもあり」

北「んはは、楽しそう。俺らは前から雑誌とかで求められること多いから持ってるけど、こーちはある？」

高「あぁ〜、あるかなぁ」



皆が慎太郎に画像を送り始める中、こーちはううん、と眉を寄せながら携帯と睨めっこする。
暫くすいすいと画面をスクロールしてると思ったら、あ、これ懐かしい、とか独り言をもらして、くすっと笑ったりして。

あぁ、なぁにこの天使。

いつまででも見てられる。



ジ「どう？あった？」



俺はずいずいとこーちとの距離を縮める。



高「おいっ！見たら意味ねーだろ」

ジ「えぇ〜みたい！おねがい！」

樹「すーぐお前らはイチャイチャするんだから…」

ジ「だって！こーちの可愛い写真とか、誰よりも早く見たいじゃん。勿論今も、何時でも可愛いけどさ」

高「そーゆーのいいって…」

大・北・慎(((……照れてる)))



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