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「ん…」
「あ…、おはよ、樹」
「え……、なんでいんの、」
気づいたら俺は、自分の家のベッドの上にいた。
…そして、同じ空間になぜか上裸のゆうごも。
あー…やべぇ、記憶ない。
俺、無理矢理こいつのこと抱いたりしてないよな…？
「俺…お前になんかした？」
「…樹がさっきの店で潰れて、帰ってる途中吐いて俺の服汚れたから、洗って乾かしてるだけだよ」
「あー…まじか、ごめん」
「ううん」
とりあえず、良かった…いや、良くは無いけど。
「……こっち、来れば」
ベッドの端に腰かけている細い体が寒そうで、後ろからぎゅっと抱き寄せて肩に頭を載せると、ゆうごは俺の頭に手を置いた。
「…シたいの？」
「…いや、寒そうだったから。…あ、ちょい待って、パーカー…」
ベッドの下の収納からパーカーを取り出してゆうごに着せると、彼の体はすっぽりと埋まって袖が少し余った。
「…やっぱ細いな」
んは、と思わず笑みを零すも、ゆうごは胸の辺りをぐっと掴んで困った表情を浮かべているから気持ちが冷める。
「…樹」
何、と顔を覗き込むと、俺から目を逸らして口を開いた。
「……俺もうこういうの辞めたい」
聞き間違える訳のない言葉を、ゆうごははっきりと言った。
�犂愀犬鮴擇蠅燭き瓩箸いΠ嫐�の言葉を。
あー…、そうか、そうだよな。
酔っ払いに吐かれんのは流石のお前でもキツいか。
…他にも、まぁ色々、思い当たる節はある。
…でも、
「…迷惑かけたのは…謝る。でも辞めるとかは無理。好きだから、無理」
「な……、」
「…俺ほんとにめっちゃクズだけど、お前のことだけは真面目に好きだから。切りたくない」
「……っ、樹、」
「お前が辞めたいっつっても、俺が好きだから辞めない」
独りよがりだと分かってるけど、このまますんなり諦めるなんて無理だ。
懇願するような気持ちで言葉を紡いだ俺を、ずっと頭を垂れていたゆうごが膜を張った瞳で睨んだ。
「……、そんな嫌？」
「…っバカ樹！！俺だって…これ以上好きになりたくないから辞めたいっつったんだよ！！！」
「……はぁ？意味わかんねぇ…………え、じゃあお前俺のこと好きなの？」
俺たちの気持ちは、一応、重なっていたらしい。
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ななみや(プロフ) - おもちさん、コメントありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです!!お互いに影響し合いながら振り回していく2人を見守っていただけたら嬉しいです︎︎^^更新頑張ります！ (2023年4月26日 20時) (
レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - きょもゆごの感じ最高です!!!!両方が両方に振り回されてる所とかもう可愛くてしょうがないです！！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください☆〜(ゝ。∂) (2023年4月25日 23時) (レス) @page35 id: 49ad13fc97 (このIDを非表示/違反報告)
ななみや(プロフ) - ぽむさん» ぽむさん、コメントありがとうございます！jrくん…ちゃんと沼に書けてるでしょうか…！とっても嬉しいです😭これからも宜しければお付き合い下さい！ (2022年12月3日 12時) (レス) @page4 id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ななみや(プロフ) - ちなさん» ちなさん！コメントありがとうございます♡わたしも書きながらygくんが心配になってきました…。珍しい組み合わせですが、感情ジェットコースターにして読んでいただけて嬉しいです…！笑更新頑張ります！ (2022年12月3日 11時) (レス) @page2 id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 新作ありがとうございます！jrくんの沼加減が好きです…これから関係がどう発展して行くのか、楽しみです！ (2022年12月3日 11時) (レス) @page4 id: 6e0ba5629e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななみや | 作成日時：2022年12月1日 23時
