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私が、渚くんに近寄ると渚くんは膜で覆われていた。
「渚くん！！」
私は、急いで膜をとって彼を抱きしめた。
よかった…無傷だ…。
「何してんだA
無傷…！？タコはどこいった！！」
何言ってるの。
「寺坂くん…この作戦考えたの貴方？なんで、こんなに渚くんが怪我するような作戦を立てたの？クラスメイトでしょう。どうして大切にしないの？各国の軍隊総勢で殺せないようなこの先生をそんな単純な、人を大切にしないような作戦で殺せるわけない。実行するなら自分を犠牲にしなよ。」
ああ、言いすぎた。
「Aさん、貴方はクラスメイトを大切にしているんですね。」
天井から、先生の声が聞こえた。
「先生っ！？」
「寺坂、吉田、村松、首謀者は君らだな。」
「ちっ、ちが、渚が勝手に…！！」
その瞬間、先生はクラス全員の家の表札をとってきた。
「政府との契約ですから、決して君達には危害を加えませんが…次、今の方法で暗殺をしにきたら、君達以外に何をするかわかりませんよ？」
怖い。
「家族や友人……いや地球ごと消しますかねえ」
5秒間で皆悟った。
’’地球の裏でも逃げられない’’と。
「な、なんなんだよ！テメエ…迷惑なんだよォ！！いきなり来て地球爆破とか暗殺しろとか…迷惑な奴に迷惑な殺し方して何が悪いんだよォ！！」
「迷惑？とんでもない。君達のアイディア自体はすごくよかった。
特に渚君、君の肉迫までの自然な体運びは百点です。
先生は見事に隙を突かれました。
そして、Aさん貴方の友達を思いやる心は満点です！
でも、我を忘れないようにしましょう！！
ただし、寺坂君たちは渚君を、渚君は自分を大切にしなかった。
そんな生徒に暗殺する資格はありません！！
人に笑顔で、胸を張れる暗殺をしましょう。
君達生徒全員それが出来る力を秘めた有能な暗殺者だ。
暗殺対象である、先生からのアドバイスです。」
続く (更新停止中)
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作者名：すい。 | 作成日時：2018年11月11日 10時
