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渚くんのお陰で、E組に自分の居場所ができた。
「おはよう！Aちゃん！」
そう言って話しかけてくれたのは、岡野ひなたちゃん。
元気で明るくボーイッシュな可愛い女の子だ。
「おはよう！ひなたちゃん！」
元気に返事をした。
私は、渚くんにあの言葉を言ってもらって以来
常に明るくいることを心に決めた。
だから、今もこうして渚くんやひなたちゃんの元気を少しづつもらいながら
元気に登校できている。
教室に入ると多少は白い目で見られるけど、それも以前よりかなり減って、居心地がよくなった。
そう、毎日を楽しくなんとなく繋いでいた。
朝、皆が席に着くと真っ黒いスーツを着たおじさんが沢山教室に入ってきた。
周りを見ると、皆はかなり動揺していて
「なに！？」「誰だよ」「怖い」
などの声が聞こえてくる。
もちろん、私もかなり動揺している。
それに続いて、黄色い…タコ！？
それに続いて黄色いタコが教室に入ってきた。
教卓の前に立って、そのタコはこう言った。
「初めまして、私が月を爆った犯人です。来年には地球も爆る予定です。君達の担任になったのでどうぞよろしく」
…は？
(まず５、６箇所ツッコませろ！)
クラス全員がそう思った。
ちょっと、待って。
状況が理解できないよ？
「…あー、防衛省の烏間と言うものだ。まずは、ここからの話は国家機密だと理解していただきたい。単刀直入に言う。この怪物を殺して欲しい！！」
「…え？なんスか？そいつ、攻めて来た宇宙人か何かスか？」
三村くんがそう言った。
私もそれ思った…。
でも宇宙人なんて存在するのだろうか？
「失礼な！生まれも育ちも地球ですよ」
そう黄色いタコが答えた。
どう見ても、私達と同じ地球上の生物とは到底思えないけど…
「詳しい事を話せないのは申し訳ないがこいつが言ったことは真実だ。月を壊したこの生物は、来年の3月、地球をも破壊する。この事を知っているのは各国首脳だけ。世界がパニックになる前に…秘密裏にこいつを殺す努力をしている。
つまり、暗殺だ。
だがこいつはとにかく早い！！殺すどころか眉毛の手入れをされている始末だ！！丁寧にな！！
満月を三日月に変えるほどのパワーを持つ超生物だ。最高速度は、実にマッハ20！！
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作者名：すい。 | 作成日時：2018年11月11日 10時
