�� ページ18
大学では間違いなく一番可愛い顔をしていると思う。
うちの学部でも狙ってる男は多いって。
そんな君は、一見つまんなそうで清楚なお嬢様。
いかにもな格好に。
いかにもな仕草に。
いかにもな、言葉遣い。
そんな君は、人見知りなのか友達は少なくいつも一人だった。
一人で、暇そうにしてるんだ。
見た目だけじゃなく中身もつまんなそーだな。
いつも落ち着いてて、周りと距離をとる。
ああいうのは食ベなくても不味いだろうな、って苦笑い。
でも・・・そう思った今までの俺は、きっと大馬鹿。
その日は５限までびっしりだった。
俺は昼に学食に行くと、そこにいる廉に声かけて隣に座る。
廉「なぁ阿部氏ー、」
顕「何」
廉「最近、いい子おらん？」
顕「いねぇーよ、」
「なんやー、つまんねーの」って廉はカレーライスを掬って口に入れる。
廉のくだらない話を片耳に入れながら、視線を動かすとながつがその彼女と入ってきて廉に「見てあれ」って二人を指差す。
廉「うっざーリア充アピールか、」
廉のその小言に笑って「ながつは俺らと違ってまともだからね」って言えば「俺はお前よりはマシやで？」とニヤリと笑う。
顕「は？」
廉「俺はちゃんと『好き』って思った子としかしないからな！」
なぜが得意げにそう言われてため息を吐くと「あ、あれーん！」とながつの声が耳に入った。
怜「二人して何してんのー？」
廉「見てわかるやろ」
顕「ご飯食べてる」
そう言ってながつの彼女に微笑みかけるとながつの背中でニッと笑ってくれた。
笑った俺を見てながつが「あ。あれーん誘惑しないでよっ！」って彼女を隠す。
そんな彼女は「え！違うよ！」ってながつの背中を叩いて。・・・仲良しかよ。
廉「ムカつくわ〜(笑)」
真っ赤になるながつの彼女を弄って笑う二人を見て、パッと視線を動かしたらあの、つまんなそうな君がいた。
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ゆい - おもしかったです！更新楽しみにしています！ (2018年5月10日 7時) (
レス) id: a62c72f2bc (このIDを非表示/違反報告)
ゆりーる - lovetune houseを読んでて今回もすごくおもしろいです！うまく言えないんですけど作品全体がすごく好きです！これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 22時) (レス) id: ab2e82bdbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2018年2月23日 2時
