長靴をはいた猫 3 ページ43
またもや、アーサーの猫耳が立つ。
「…これはこれは、"陛下"」
そして、意外にも(?)うやうやしく頭を下げた。
私は身体に巻いているタオルを抑えながら一礼した。
「先程のウサギはお前が捕った物だと聞いたが?A侯爵、だったかな」
見上げるとそこには、きらびやかな衣装を着た師匠。
流石師匠、元貴族の面影は残り、
着飾ると様になっている。
少し小馬鹿にした口調はそのままだけれど。
「はい。このわたくしめが王のために捕って参りました」
「それより大変なのです、陛下。
侯爵が水浴びをしている最中に泥棒に持ち物を取られてしまいました」
原作通りの台詞を並べていく。
この次は、この猫の嘘を陛下が哀れに思い、
私たちを宮殿へ連れていくはず___
「そうか〜、大変だねえ。
でも、
…それは嘘だと言ったら?」
彼が場違いなセリフを言ったその瞬間、
ぴし、と、
亀裂が入った。
「!?」
湖が、形から崩れていく。
「台本通りに行うのも大いに結構。
そうしないと、ネックレスはゲット出来ないしね。
…ギルちゃんに巻き込まれたからには、
お宝は俺が貰う」
「てめえ!
アーサーが半裸の私を抱えながら、
崩れてバラバラになっていく土地を跳ねて移動していく。
風車も、草っ原も、丘も、
モザイク画のように一つ一つが粒になって消えていく。
「残念ながら、
俺の
お前達二人に成功されちゃ困るんだ。
だから、
違うストーリーにするのはいかが?」
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奏理奈(プロフ) - 元気そうで良かったです(*^^*)次の更新を楽しみにしてます! (2017年12月29日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 奏理奈さん» ありがとうございます!忙しいのですがなんとか時間を作って来れています(っ´ω`c)コメントありがとうございます〜! 奏理奈さまもお体に気をつけてくださいませ〜(*´`) (2017年12月29日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 最近更新早いですね!嬉しいけどお身体にきおつけてください(*^^*)ここで止められると続きめっちゃ気になります! (2017年12月28日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 久しぶりにアーサーメインですね!ルート導入による先のてんかいが楽しみです!更新頑張ってください(*^^*) (2017年12月27日 20時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - めりかなさん» アーサー「おかえりなさいませ、主。こんな時間まで夜更かしして…私と過ごすのを待っていたのですか?ああ、プレゼントはいつもの3倍の賃金で結構ですよ。二人きりで、良いクリスマスにしましょうね?」 (2017年12月25日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時:2017年10月3日 0時