仮面とカクテル 4 ページ16
「どうしたんですか、お二人とも」
何やらいつもより距離が遠い、執事と主人。
「いいえ、何も」
「それより朝ごはん食べるぞ、今日は活動するからみんな多めにね！」
菊はきょとんと首を傾け、アーサーを手招きした。
「一体昨夜に何があったのです？折角私が気を回したというのに…」
「…何でもない。
ただ掴めないだけだ、いつもみたいにな」
そうアーサーはため息をつくと、
「それより」と続けた。
「今夜。絶対に、主を盗られるなよ。俺は常に側にいることはできない。
…お前が、俺の代わりのようなもんだからな」
「はいはい、承知致しました。
…羨ましいですか？」
菊はアーサーの顔を覗き込んで微笑んだ。
「なっ、羨ましくなんかっ…！」
「早く食べるよー、2人とも〜」
リビングから声がかかる。
「ほら、行きますよ。アーサーさん」
「ったく…」
***
「じゃあ、出る前に最後の確認だぞ。
俺とマシューはボーイとして会場に潜入。
ルビーの場所確認と、警備の配置確認を行うよ。ライトの消灯も任せてくれ。情報は小型マイクで伝えるぞ」
「そして、Aさんと菊さんが正規で参加。
警備の気をそらしたり、アーサーさんのサポート等
状況に応じて臨機応変に行ってください。
万が一の着替えもできれば下に着てくださいね。
ぼくらは制服も着てますし下手に動けませんから、
自由な格好の2人が一番疑われにくいです」
了解、とAと菊が言う。
「そして、アーサー。君だけど、
一番重要な部分だぞ。パーティー開始から前半は
会場の屋根裏で見張り、主に俺とマシューの無線を聞いていてくれ。
君の腕前はAから聞いて信用してるけど、
…主人ばっかり見てたらダメだぞ？」
「な！わーって…わかっていますよ」
アルは本当かい？と目を細めてから、
それじゃあ、と声をかけた。
「ルビーは一つだけだ。偽物かどうかきちんと確認するんだぞ。
…では、
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奏理奈(プロフ) - 元気そうで良かったです(*^^*)次の更新を楽しみにしてます！ (2017年12月29日 18時) (
レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - 奏理奈さん» ありがとうございます！忙しいのですがなんとか時間を作って来れています(っ´ω`c)コメントありがとうございます〜！ 奏理奈さまもお体に気をつけてくださいませ〜(*´`) (2017年12月29日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 最近更新早いですね！嬉しいけどお身体にきおつけてください(*^^*)ここで止められると続きめっちゃ気になります！ (2017年12月28日 18時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
奏理奈(プロフ) - 久しぶりにアーサーメインですね！ルート導入による先のてんかいが楽しみです！更新頑張ってください(*^^*) (2017年12月27日 20時) (レス) id: ea9afaeba3 (このIDを非表示/違反報告)
とと(プロフ) - めりかなさん» アーサー「おかえりなさいませ、主。こんな時間まで夜更かしして…私と過ごすのを待っていたのですか？ああ、プレゼントはいつもの3倍の賃金で結構ですよ。二人きりで、良いクリスマスにしましょうね？」 (2017年12月25日 0時) (レス) id: c40f552dcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hometotop/
作成日時：2017年10月3日 0時
