光と闇 ページ7
ナナは自分が何者なのか知ったとき、信じることが出来なかった。彼女は手を離し、呆然とした。
「皮肉だな。お前は闇から生まれた光で、俺は光から生まれた闇なんだ。だから俺たちは、惹かれあったのかもしれないな…。」
部屋の扉が開き、アーミテイジ・ハックス将軍が現れた。
「最高指導者、お時間よろしいでしょうか?」
将軍はナナを見るが、特に何も言わなかった。
「…今、行く。…ナナ、お前はここにいろ。逃げ出したら分かるからな。」
カイロ・レンは、将軍と共に部屋を後にした。
ナナは1人になると、ダース・ベイダーの仮面を見つめた。
(私は…闇から生まれた…。そして両親を憎んでた…。シスを滅ぼす…そうだった…それが私の役目!)
「ファイナル・オーダーをなんとかしなきゃ…。シス軍なんかに負けない…!」
惑星キジミ
ポーたちは、短剣に刻まれた文字を解読するため、通訳を得意とするC-3POのシステムを改造できる人物を探しに、惑星キジミに辿り着いていた。
「エンドアの星、第二デス・スターにそれは眠る。その場所は短剣のみが語る。」
「もう一つのウェイファインダーは、エンドアの星にあるのか!」
「まずいわ、ポー。デストロイヤー艦隊が空に!…ナナがいる…!!感じるわ…!」
レイは、デストロイヤーの内側からナナの気配を感じた。
「助けに行こう!」
ナナは部屋を出て走る。
彼女に気づいたトルーパーたちはブラスターを撃つが、フォースで吹き飛ばされる。
彼女もポーやレイたちの気配を感じとる。
(みんな近くにいる!)
ナナは、TIEファイターが並べられている格納庫へ辿り着いた。そこにタイミングよく、ミレニアム・ファルコンがやってきた。
「ナナ!!良いタイミングだろ!?」
ミレニアム・ファルコンのタラップから、ポーの姿が見えた。
「ポー!!」
「急げ、ナナ!!行き先は、エンドアの星!デス・スターがある海の星だ!!」
ポーは手を差し出しナナを待つ。
ミレニアム・ファルコンは空中で安定せず、ポーもふらついていた。
「ナナ!!過去は変えられない。お前の本質は闇だ!」
ナナは声がした方を振り返ると、カイロ・レンが立っていた。その周りにはトルーパー達が待機し、ブラスターを構えていた。
「過去は変えられない。でも、未来は変えられる!!」
ナナは勢いをつけて、ミレニアム・ファルコンに飛び移る。
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岡P(プロフ) - 素敵なお話しですね。これからも素敵なお話し楽しみにしています。更新心待ちにしています。頑張って下さいね。 (2020年10月5日 14時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年2月25日 18時