star wars～この物語の主人公は～ep3 (ページ5)

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2人ページ5

カイロ・レンは真剣な顔で告げる。

「でも、俺はお前を殺したくない。やはり、俺たちは手を組むしか道がないんだ。」

「…ベン…もう、分かっているんでしょ？」

「ナナ！！！1度撤退しよう！！ファースト・オーダーが…！！」

ポーは血相を変えてナナの元へ走ってくる。
そして2人の姿を交互に見る。

「カイロ・レン…！？…ナナ行こう！」

ポーはナナの手を引っ張り、この場所から逃げるよう促す。カイロ・レンは、その光景を見てふつふつと怒りを感じた。

ナナはフォースを使い、ポーに語りかける。

『ポー…今から私の言う通りにして、私はカイロ・レンについていってウェイファインダーを探してみる。もう1つのウェイファインダーは彼が持ってるの。ポーたちは、短剣に書かれた文字を解読して。万が一私が失敗したら、それが最後の手掛かりよ。』

「…おい待てよ！」

ナナはカイロ・レンの横に立ち、彼を見上げる。

「…私は、レジスタンスや力を貸してくれるみんなを守るためなら、命も惜しくない。」
「分かった…行こう。」

2人はTIEサイレンサーへ歩いてゆく。
ポーはその光景を見て、ナナの元へ走っても走っても追いつけないような気がした。2人の間には、深い絆、あるいは因縁のようなものがあるのだと彼は悟った。
ナナの作戦が成功するよう願い、ポーはオチの船へと戻った。

デストロイヤー

ナナはカイロ・レンについて行き、彼の無機質な部屋へと招かれた。
ウェイファインダーがないか見渡すが、それらしき物はない。飾られていた、古く溶けた仮面が目に入る。

「…それは俺の祖父、ダース・ベイダー卿のものだ。」
「ダース・ベイダー…。」
「だが、もうこれは必要ない。」
「ベン…。」
「…お前は記憶を無くしても、俺を“ベン”と呼ぶんだな…。」
「…あなたは、ずっとベン・ソロよ？…私…過去を受け入れたい。記憶を…思い出させて。」

ナナはカイロ・レンに手を伸ばした。
カイロ・レンは彼女を見つめる。そして、その手を握り、2人は瞳を閉じる。

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お待たせしました！
更新に時間がかかりました…。
物語をどう進めようか悩んでいたので笑
仕事も忙しく、たまに仕事中も話をどう進めようか悩んでいる事も笑