記憶 ページ2
スター・デストロイヤー
ポーとナナは、別々の拷問部屋へ連れて行かれ、2人はこれから行われる拷問に、少しの恐怖と、屈することのない信念を感じていた。
(ポーはきっと大丈夫…ここから逃げ出す方法を考えなきゃ…)
拘束具にしっかり固定されているナナは、次の行動を考えていた。すると、拷問部屋の扉が開き、仮面の人物が入ってきた。
「久しぶりだな…ナナ」
「？…私の知り合いに仮面をつけた人はいないわ。」
「…では、初めましてだな…俺はカイロ・レンだ。」
「カイロ・レン…。何故久しぶりなのか聞かせて。」
「噂は本当だったか…お前の記憶がなくなったことが…」
(記憶が？…なくなる？)
ナナはその事実を初めて知った。
確かに昔の記憶はかなり曖昧で、なんとなく誰かに聞いても、皆口を揃えて“思い出さなくても大丈夫だ”と言うのだ。このカイロ・レンは、ナナの記憶を知っているのだろうか？
「あなたは私を知ってる…過去にあなたと会ったことがあるってことね？」
カイロ・レンは、首元に手を回し仮面を外した。
黒い髪に特徴的な高い鼻…鋭い目でナナ見下ろすと、カイロ・レンは懐かしさと虚しさに駆られた。
「…お前が記憶をなくしていて好都合だ。」
「あら、そう？」
ナナは挑発するかのように言う。
カイロ・レンは、そんなナナをしばらく見つめ、満足したのか仮面を付け直し、拷問部屋の扉を開けた。
「…お前は、レジスタンスのただのパイロットじゃない。いずれ記憶を取り戻すだろう。そうしたら、お前はまた選択しなければならない。」
(選択…？)
カイロ・レンが拷問部屋を去っていき、ナナは自分の知っている過去を、出来る限り思い出そうとしたが、何かに邪魔をされている感じがした。
(…いや…そんなことより、どうやって逃げようか…)
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mini(プロフ) - えりかさん» 読んでいただきありがとうございます！続き頑張ります。カイロレン、カッコいいですよね！ (2020年2月10日 23時) (
レス) id: 982950346a (このIDを非表示/違反報告)
えりか - 読みました！！かなり続きが気になります！それにしてもカイロレンかなりイケメンですね！(^^) (2020年2月9日 21時) (レス) id: 2fb9646c0a (このIDを非表示/違反報告)
mini(プロフ) - えりかさん» ありがとうございます！続きは少々お待ち下さい！ (2020年2月9日 19時) (レス) id: 1931185572 (このIDを非表示/違反報告)
mini(プロフ) - ほしきらさん» ありがとうございます！ (2020年2月9日 19時) (レス) id: 1931185572 (このIDを非表示/違反報告)
えりか - 小説読みましまた！続きが気になります！ (2020年2月7日 22時) (レス) id: 2fb9646c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mini | 作成日時：2020年2月5日 19時
