【wrwrd】ph13【kn】 (ページ8)

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「おはようございますコネシマさん、酷い顔してますね」

「おはようショッピ君、朝から先輩に向かってそれはないんちゃうか」

若干混乱しつつも無事出勤し、デスクに座ると俺の右隣のデスクのショッピ君にそう声をかけられる

ちなみにショッピ君の頭上には、「20440」という数字が浮かんでいた

「でもいつもより増して酷い顔色ですよ。昨日寝れなかったんですか？」

「…いや、久々変な夢見るぐらいには寝た」

「へぇ、コネシマさんが夢なんて珍しい」

「いや夢ぐらい見るわ」

「どんな夢だったんですか？」

「………あー、それは…」

変な神社に迷い込んで男の子に殺される夢です、とどこか言いづらくて澱んでしまう

突然黙った俺にショッピ君が「どうしたんすか？」と聞いてくる
「忘れた」、そう言おうとして口を開いた時

「おーはようございまーす！！」

と、ショッピ君の反対側…左隣のデスクから、元気な声が聞こえてきた

「…おう、おはよう三上。今日も元気やな」

「うぃっすコネシマ先輩！今日もよろしくお願いします！！」

元気に出勤してきたのは、ショッピ君と同期で同じく俺の後輩の三上
明るくムードメーカーな性格だが、仕事のことになると途端に真面目になる

そのギャップが良いと女性社員からも人気がある…らしい。

先に三上に今日の書類を渡そう…と、三上の方を向いた時

「…は、え？」

「どうしたんすかコネシマ先輩？」

三上の頭上に浮かんだ数字

「3」という、今までで1番小さい数字に目を奪われ、ただただ驚くことしかできなかった