【忘却の街】忘却学園の日常!!【番外編】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,207 hit

01:補習190回受ければいいんだ！！ページ2

ーキリsideー

俺とユリが廊下を歩いていると向かいから赤髪のツインテールが特徴的な子が歩いてきた。

「ん、キリ兄様とユリ兄様じゃないですか。相変わらず女の子数人引き連れてるんですね。」

赤髪のツインテールの子、つまり和鎖がそう言って近くにいるいつメンの2、3人の女子をみる。

「なに？兄様なら当然のことでしょ？兄様の魅力がわかるとってもいい子達じゃんか」

そしてユリがなぜか突っかかる。

なんかヤバイこと言ってる気がするが和鎖が食い気味で言い返したのでなにを言っていたのか考える隙がなかった。

「はぁ…それで何人の女の子を犠牲にしたことか…。」

ユリも負けじと応戦する。

「和鎖、ちょっと女装して可愛いからって調子に乗らないでよね？」

「はぁ！？可愛いければ良くないですかぁ！？ほら、僕って可愛いじゃないですか？」

和鎖はふわふわの赤髪をサラッとなびかせた。

って、冷静に実況してる場合じゃないし…。
休み時間ももうじき終わるな

「兄様の魅力がわからない限り和鎖は…」

「はーい、ストップストップ…和もユリも落ち着け。もうチャイムも鳴る。教室に帰るぞ。」

ユリが話してる途中で俺は2人の間に入り止めた。

ユリはまだ不満が残っているのか捨て台詞を吐いた。

「…ふんっ。和鎖なんて補習190回受ければいいんだ！」

「う、煩い！！まだあと103回分余裕があるもんね！！」

いやいや…既に87回受けたんかい。