確かにフェルの義理の姉だけどだから何？

happyEND 幸せに ページ41

フェル「姉さんは何を怖がってるの？」

貴「怖がってなんか無いわよ！」

フェル「じゃあ何で手が震えてるの？」

貴「それはあんた達を早く殺したいから、」

フェル「嘘！」

貴「嘘なんかじゃない！私は復讐したいの！」

フェル「じゃあ殺しなよ！」

貴「あ、あんたなんか！死ね！」

悪魔「A、もういい十分だ。」

貴「悪魔！何が十分なのよ！何一つ条件を満たしてないわ！」

悪魔「テメェはやっぱり母親似だな、頑固だ。」

貴「何いってるのか理解できないわ！」

悪魔「テメェは復讐がしたい反面したくねぇんだろ、自分のガキを産み落とし直ぐに錬金術を掛けたのもそうだ、ガキどもが憎たらしい反面愛してたからだろうが。」

貴「違う！私は、私の為に動くコマが欲しかっただけよ！」

？「もういいのですよ宿主様。」

貴「っ！戦車、貴方まで何を言ってるの！」

戦車「貴女はもう十分苦しみ、悲しみました、痛みも人一倍に受けました、もう良いのです。」

貴「うるさい！何よ私には復讐出来ないとでも言うの！」

戦車「貴女は殺そうと思えば直ぐに殺せたはずです。」

悪魔「だが、俺達も、元宿主もそんなのは望んでねぇ。」

戦車「貴女は恐ろしいだけ、また大切な物が消える瞬間を。」

悪魔「怖かったんだろ？望んで無かったとはいえ自分のガキが消えちまうのが、だから暗殺を教えた、殺される前に殺したほうが良いと教え込んでな。」

戦車「貴女の体はもう余り長くはありません、今私達を使えば確実に死ぬでしょう。」

悪魔「A、テメェはガキを置いて死ぬのか？テメェが合ったように。」

N「嫌です母様！まだまだ一緒に居たいです！」

K「私達は貴女の死は望んでいません！」

A「大丈夫だよ母さん、皆母さんが必要なんだ。」

J「何で消える気でいるの？させないから！」

F「俺らが最後を迎えるその日まで生きてて貰うからな！」

戦車「さぁ、幻覚を解いて楽になってくださいあなた様は。」

悪魔「もう独りじゃねぇ。」

Aが気絶したと同時にロザリオが消え、傷一つ無いスミレとフェリチータがたっていた。

フェル「姉さんはただ自分の子供を守ろうとしてただけだったんだ。」

戦車「そうよ、Aは失い過ぎた。」

悪魔「まぁ、俺は真面目に復讐してやりたかったがこいつが望まねぇ限りしねぇよ。」

戦車「ねぇ世界のカードの宿主。」

モンド「なんだ。」

戦車「この子は貴方を憎んでなんかいなかった、この子が憎んでいるのは無力な自分。」

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