油断 ページ27
ダンテ「老婆が悪党に絡まれて居たのを助けたら、老婆がお礼としてそのワインを貰ったんだ。」
スミレ「その老婆は何処にいるか分かる？」
ダンテ「その後、息子夫婦の居る島に行くと船に乗って行ってしまった。」
モンド「逃げられたか。」
貴「んっ‥‥‥んぅ、」
スミレ「A！気が付いた？」
貴「いったいなにが。」
ジョーリー「ダンテが持ってきたワインから毒物が入っていたんだ。」
貴「クッ‥‥‥油断した‥‥‥‥‥わ。」
モンド「何か知っているのか？A」
貴「言った‥‥はずですよ、娘がクッ‥戻って‥‥来たと‥‥」
ダンテ「だとしても何故！」
貴「きっと‥‥タロッコよ‥‥アルカナ‥‥ファミリアの中に‥両親の‥‥タロッコの‥‥契約者が居ると踏んで‥‥ｺﾞﾎｯ。」
スミレ「A余り無理をしないで、今は休みなさい。」
貴「そう‥‥させて‥頂き‥‥ます。」
Aは、目を閉じた。
――――――――――夢の中ですよ。―――――――――――――
貴「悪魔？出てきなさいます。」
悪魔「んだよね、お前か。」
貴「あら、私じゃあいけない事でも有ったのかしら？」
悪魔「知るかっで？上手く行ったようだが、自分で仕込んだ毒入りのワインを自ら呑む馬鹿は初めてみたぜ。」
貴「あんたは何時までたっても馬鹿ね。」
悪魔「んだと！このやろぉ！」
貴「アルカナファミリアにはタロッコの保持者が山程いる、娘は両親の持っていたタロッコがアルカナファミリアにあると考えアルカナファミリアからタロッコを奪い返そうとした。」
悪魔「んで？」
貴「アルカナファミリアの誰かが死ねば大アルカナ達が動くのは先ず間違いない、と言う感じのシナリオよ。」
貴「私が毒入りのワインを呑んだのは私を疑わせないため、あの人達が毒を呑んだら確実に私が疑われる、だから先に呑んで毒入りであることを明らかにしたのよ。」
悪魔「相変わらず抜け目ねぇなぁ。」
貴「それはどうも。」
悪魔「そういうところはお前の母親にそっくりだ。」
貴「あっそう。」
Aの体が薄れていった。
悪魔「ほぉら、お目覚めの時間だぜ？」
貴「貴方は一言多いのよ。」
そしてAは意識を手放した。
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アンチお断りにゃんこ - しーちゃんさん» はい！ヽ(・∀・)ノ (2017年3月27日 18時) (
レス) id: 8930764152 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - アンチお断りにゃんこさん» はい！楽しみにさせていただきます！無理のないように頑張って下さいね！ (2017年3月27日 17時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
アンチお断りにゃんこ - 少しネタバレです。エンドは一つではありません。いくつかかくつもりでいます。お楽しみに。 (2017年3月27日 17時) (レス) id: 8930764152 (このIDを非表示/違反報告)
アンチお断りにゃんこ - しーちゃんさん» 面白いと言っていただきありがとうございます！完結まで後少しですが頑張らせていただきます。 (2017年3月27日 17時) (レス) id: 8930764152 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ものすごく面白いです！アルカナファミリアの作品少ないので嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2017年3月27日 15時) (レス) id: 2262265ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンチお断りにゃんこ | 作成日時：2016年12月15日 23時
