もしかして…トリップしちゃった系ですか？*６*

本番ー快音ー ページ4

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劇が始まる前、私は劇のパンフレットに目を通していた。


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2年B組 劇 kid the phantom thief

〜主なキャスト〜

怪盗キッド 青野A,黒羽快斗

江戸川コナン 江戸川コナン

サファイア姫 中森青子

ルビー 小泉紅子


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怪盗キッド役を女の子がやるって普通無いよね！


『次は2年B組の『kid the phantom thief』です。』


アナウンスを聞いたとき、あぁ、もう本番かと思った。


ど、ドキドキする…。


観客席には座れない人も居る。
それだけ混んでいるのだ。




青子「Aっ！！
最初はコナン君とのシーンだよ！！」


あ、うん！！


私は白いマントを踏んで転びそうになりながら急いだ。




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『それでは開演致します。』




辺りが暗くなった。


私とコナンは位置についていた。


A「き、緊張する…。」


コナン「キッド役をやってんだから緊張してたらダメだぜ？」


A「いや分かってるけど…」


緊張するもんはするんだよっ！！


恵子「幕開けるよ！！
Aとコナン君準備して！！」


おっと、本番か。




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ちなみに、
中森警部や白馬にも頼んで本人出演。


『キッドはあっちだー！！』


『はいっ！！』


『キッド！！キッド！！』


中森警部達が屋上の下を走った。
その時屋上には二人の影。


「オメーも大変だな…キッド。
同情なんかしてやらねーけど。」


「同情なんかしなくて結構！
それより名探偵、この宝石返しといてくれねぇか？」


「ったく…
オレは雑用係じゃねーんだぞ。」


コナンは不服そうに言って、サッカーボールを蹴ろうとしていた。


「おい…！
あの殺人ボールを蹴る気かよ…！？」


「そうだよっ！！」


コナンがサッカーボールをキッドに蹴った。
サッカーボールはかなり回転をしていてすごい速さだ。
キッドはそれをすれすれで避けた。


「あのなぁ…サッカーボールを蹴りながら麻酔銃を構えるのは止めろよ…」


「無理。」


「…は？」

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