もしかして…トリップしちゃった系ですか？*６*

しつこい*青野* ページ12

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A「すいません。


この子に何か用ですか？」


青子の腕を引き、目の前の(ブサ)男に問う。



青子「Aちゃん…！」


ホッとしたような表情をする青子。




「あぁ？なんだ彼氏持ちかよ。どうします？兄貴」


「フッ…、奪う…ってのもおもしれぇじゃねぇか」




A.青子「」




なんか…昭和感が…！！！


つぅか彼氏って私かよ。


「すまねぇが兄ちゃ『青子、あっち行こーぜー』」




男の言葉を遮って言う。



青子「うん！」




「おいコラ人の話は最後まで聞けって習わなかったか？」



A「習いました！でも知らない人には着いて行くなとも習いましたお母さん！」



「誰がお母さんだコラァ！！！

あんま調子乗んなよ！！！！」



突然殴りかかってくる男。


周りは不安そうに見つめるだけ。



青子「っ！！」



A「調子乗ってませんけど！！」



咄嗟に男の拳を受け止める。



A「…しつこい男は嫌われんぞ！！」



みぞおちに一発。



男はうめき声をあげて崩れ落ちた。



おぉ〜、やればできる子だな私。



「あっ、兄貴ィィィ！！！！！！！」



いちいち反応が古い。


「くそっ！覚えてろよ！！」



捨て台詞を残して帰って行った。



A「覚えときますよ。


三秒くらい」



ニッと笑う。




と、周りが未だシーンとしている。



青子や快斗までもが。



A「…ん？」




しばらくして青子が"い…い…、"と繰り返す。



A「…もしかしてどっか痛いのか？」



青子「イケメン！！！！！」



突然大声をあげた青子にびっくりした。



A「は？」




「やっぱ私と付き合ってください！！」



A「はぁ！？」



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うっそぉー快音ー→←終わりー快音ー

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