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二十二ノ怪【ユウカside】 ページ26

今の立法の発言で…




めっちゃ､殺気沸いてきた…





「ハァ！？何で僕達がやんなきゃなんないのッ！？
僕とユリが人間嫌いってこと知ってるやろッ！？

アンタみたいなクズ立法は､仕事やんな過ぎて､ちょい脳内狂っちまってんじゃねぇか！？




今までアンタのこと嫌いやったけど､今ぶん殴っていい？！！」





芦,イ「(めちゃくちゃ怖い…)」






いやぁー､マジここまで怒ったの何十年ぶりやろ？




立法…絶対許さぬ…





立「怖いなー｡でも､人間嫌いを克服するためでもあるよ？」





「それに…僕は人間が主と奉公人をやってることは認めへん



人間嫌いは克服しても､何のメリットもなかろう




この世界は隠世｡本来､人間が立ち寄る場所ではないはずだ」



彼らの方が間違っとる…






ユ「うん…私も嫌だ…人間は苦手だし」




ヒ「私はやってみたいにゃんけど…2人がやらにゃいなら私もやらにゃいよ？」




イ「俺も､奉公人にする気はない」




主殿もそうやろ｡寄生獣があんやから






立「でも､これは法律だ｡今日から君たち3人も奉公人ね((ﾆｺｯ」





本当に…






「僕の過去のこと､何かあったか知っとるのに…偉そうな口を叩くな…((ﾎﾞｿｯ」




全員-ユウ,立「え？」





もうヤダ…




逃げたいよ…







芦「ユウカちゃん､過去に何か会ったの？」



ユ「私達も聞いたことないよ？」





あっ…口が滑っとった…






「何もない…」




ヒ「話せる時がきたら言ってにゃ♪」





ｺｸﾘと首を縦にふった…





正直､永遠に言う気はないんやけどな？





モ((うずうずうずうず､ぴょんっ




いきなり､うずうずしておったモジャ？とやらの妖怪が奉公人殿の肩から飛び降りた





芦「モジャ！？」



イ「どうした毛玉」




あっ､毛玉とも呼ばれておんのか





立「ずっと気になっていたんだが､何だい？この毛玉の妖怪は」




イ「あぁ｡色々あって怪我させちまったから､物怪庵で看病すんだよ」




立「ふーん」





モジャくんは､床をがりがりとやったり､円を書くようにスタタタタを走っておった





ユ「何やってるのかな？」



ヒ「可愛いにゃん♪」






「多分､僕の予想やけど…奉公人にさせてもらいたいんじゃないかの？」




芦,イ「えっ？」





何となく…感がそう言っておる…





立「ああ！いてっ((ﾊﾞﾝｯ」




芦,イ「うわぁッ」




モジャくんが､遂には立法の顔にﾊﾞﾝｯと張り付いた




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