92話;隠れてメールを ページ32
フラン君は続けた。
「あ、当初の目的忘れてた…どうすれば
いいのかって事だよね、う〜〜〜ん…」
「…流石のフランさんも難しいですか…?」
「いや、あるにはあるけど…難しいよ?」
俺はその言葉に掛け、頼んだ。
「じゃあ!それはね?…」
_________________________________________
『いらっしゃい、さ、どうぞ』
「お邪魔します」
A君の家の中に軽く頭を下げてから入る、相変わらず綺麗なだけじゃなく飾り付けも美しい、絢爛豪華とはこういう事だろう。
…フラン君はこう言った。
「(何かあればすぐメールしてくれれば良いよ!俺も常に携帯確認するし打ち込み速いから!)」
「(い・つ・で・も待ってるぞ〜〜〜い!)」
と、彼も相変わらずだった。
『此処までお疲れさん、部屋、
涼しくしてあるからおいで』
A君は広いリビングと客間をスルーして
エレベーターへと真っ直ぐ向かった。
いつもと違う彼の動きに少し動揺し、
隙のある今フラン君にメールを送った。
フラン君の返しはこうだった。
「[その特別な風呂見せて
貰えるんだと思うよー♪]」
と返って来た。
「(あのA君が素を堂々と出せる位の親友のフラン君ですら入らせて貰えなかった風呂…嬉しい、好き、彼は綺麗好きなのか風呂好きなのかも知れる、)うれしい」
『ん?何か言ったか?』
「!あ、…嬉しいんです、
大好きな人と一緒に居られるのが…」
しまった、歓喜のあまり声に出てしまった。
包み隠さず好意を伝えるとA君は
少し驚いた様な表情を見せた後
『っ…とんでもなく可愛い事言うなぁ』
と、彼は整えられた眉を寄せて低い声を更に低くさせ片手で口許を覆って俺から目を逸らした。
…この仕草は誤解を生むかもしれないが、
フラン君が言うには彼の愛情表現なのだそうだ。
「(その仕草は可愛くて悶えそうに
なるのを押さえてるんだよー!)」
と、昔知らない時にこの仕草をされた時は
ショックの余りその夜は枕を濡らした…。
「(おんなじ仕草を可愛いねこちゃんを
前にしたAとそっくり!
その仕草のまま『あ”ぁ…可愛い…』
って呟いてたし!)」
フラン君の物真似は結構上手かった。
猫が好きなのか…
今度猫カフェに連れて行ってみよう…。
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Tyrant(タイラント)(プロフ) - Jさん» は・や・い!流石ッスわ…!頑張ります…! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - いえいえ!では、頑張ってください!今線画の構図が出来たとこです! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - Jさん» あとありがとうございますっ!!!!そのコメントがっっっ……あっ(死にすぎる) (2020年3月30日 17時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - とりま、更新してきますわ、グッバイ (2020年3月30日 17時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - それでも、自分は小説が書けないので、やっぱりTyrantさんを尊敬します!大好きです!(*´∇`*) (2020年3月30日 17時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年3月24日 23時