【名探偵コナン】俺は赤井秀一にベタ惚れ……されている Part1【男主】

22話;歓喜 ページ23

気が早いし、だからといって付き合える筈がないのに…優しくも可愛くもない癖して…。









「[！Aさんが付き合うとしたら！？]」

『[好きなら男も可能性もあるな、偏見無いし]』









なのに頬は赤く熱を持ち、胸はキュウウと苦しくなり、心臓が高鳴る、嬉しい…可能性は、ほぼ無いのに。





そして、唐突にA君は爆弾を落とした。









　





『[んー、もしかしてお前、
沖矢さんに頼まれでもしたのか？]』

「[ングゥッ！？]」

「ｸﾞﾌﾞｯ」

『[お]』









ばっ！バレた！？何故バレた！？





恐怖が俺に襲い掛かり、熱かった顔が
急激に冷えていくのが分かった。









「[な、なんでおきやさんなの？]」

『[初対面の第一声が告白だったから]』

「[…ぁ…]」









Oops!そうだった！



初対面の時に勢いで告白していたんだった！
そうか、それで彼は…。









「[Aさん、沖矢さんをどう思ってるの？]」









！………









　









『[…微笑ましいなって思う]』









ほ…ほえましい？それって、彼の言う
「可愛い」って事で良いのか…？









『[あの人、俺の事が好き好きってあからさまな
位伝わる、見たら誰でも分かる位、





けど、嫌じゃなかった]』









…嫌じゃ、ない…？…それって…。









『[男だからって偏見の無い俺は、誰だろうと好かれて悪い気はしない、俺もこんな仕事してるから人気はあるとは…少し思う…


まぁけど直接的な告白は初めてだから
動揺は、した、それだけだな]』









嫌われても、嫌がられても、気持ち悪がら
れてもいなかった、その事実に俺は…。









『[あーでも沖矢さんは良い人、好きだよ、
それは間違い無いし、



これからも友人でいるつもりだ]』









泣きそうに、なってしまった、
いや既に泣いている、もう遅い。



…その後はA君とボウヤの微笑ましく羨ましい会話が続き、別れた後にボウヤからの言葉が嬉しかった。









「[…赤井さん良かったね！]」

「あぁ、とても…」









今度は、俺から彼に遊びに
誘っても良いだろうか。
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という訳で、その三日後に沖矢さんから
遊びのお誘いメールが届いた、

勿論俺は断る筈も無くおkと了承メールを送り返す、今頃あっちでお花満開にさせて喜んでいるだろうな。

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