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第74話 真夏のイベント ページ24
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ついにこの日がやってきました。
そう、文化祭です。
真夏にやんのかよって思ったはず。かく言う私もその一人。
何でこの時期なんだよって毎年思う。それと同時に、夏祭り感もあるし、あながち間違ってはないのかもって毎年思う。
真夏にやるのも、案外楽しいし。
そして、私たちはこの日のために、何日もかけていろ〜んな準備をしてきた。
うちのクラスはお化け屋敷を企画してるんだけど、これがまぁ大変で…。
特に、私たち小道具班ね。
やたら雰囲気を大切にしたがるお化け役のせいで、こっち側陣営がどれだけ苦労したことか。
段ボールを段ボールに見せないように塗装したりさ、血糊でベタベタになりながら衣装仕立てたりね。
百均行くの何回目だよ！？ってくらい、買い出しに行ったし。
そんな我々小道具班の苦労を労ってか、お化け役班は我々をとことん甘やかしてくれた。
日々の差し入れ。お手伝い。その他もろもろ。
そして本日、お化け役班からの最後の甘やかし。
『小道具班のみんな、ありがとう。一日中自由に過ごしてきてください！こっちは任せてくれ！！』
．
その言葉どおり、とーってもフリーダムな時間を過ごしています。
ありがたや！
頑張って良かった！
「A！私あれ食べたい！」
「あれ甘いやつでしょ？おかず系から行かない？」
「甘いの先に食べる特別感味わいたいじゃない！ね？」
「ん〜、仕方ないなあ。じゃあ私、秋の一口もらおっと」
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作者名：pomme | 作成日時：2021年3月22日 10時
