第57話 発見 ページ7
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『5分後に鬼が動き出しますからね〜。みなさ〜ん、頑張ってくださいね〜』
放送部のやけにのんびりした放送から戦いは始まった。
隠れるって言ったって、行く先々に生徒がいるから、難しい。
割と無理な話だと思うんだけど、秋はどうするつもりなんだろう？
「A！こっちこっち！」
秋が、校舎裏の植木の影から手招きしている。
え？？そこに隠れるの？ふつうに見えてるよ？
「そこ？絶対バレるよ」
「いいから、いいから」
なぜか自信満々の秋。
正直、ものすっごく疑ってたんだけど、これがなぜか全く鬼に見つからない。
びっくりするくらい素通りしていく。
何で？？？絶対見えてるのに？？
「何でバレないの？逆に怖いんだけど」
「魔法だよ。魔法。すごいでしょ？」
大真面目な顔でそんなこと言わないでよ。ネタかどうかもわかんないじゃん。
「さ、A。そろそろ行こうか」
「えぇ……ここにずっといるんじゃないの？」
「なわけないでしょ？」
「えーやだー行きたくないー」
あーだこーだ言ってる私を容赦なく引きずり出す秋。何で……バレないならずっとここにいてよくない？
そんなことしてる私たちに近づく影。
「あっ、A！やばい！逃げるよ！」
「うっわ！まじ！？！」
私たちに気づかれた瞬間、猛ダッシュで追いかけてくる鬼。
ほら！バレたじゃん！
てか、はっや！！！けっこう速いね！！
頑張れ私！！
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pomme(プロフ) - 鈴松しおん@誤字り姫さん» ありがとうございます！！そんなふうに言っていただけるなんて……！とても嬉しいです(;o;) (2020年12月24日 18時) (
レス) id: 79d93abb26 (このIDを非表示/違反報告)
鈴松しおん@誤字り姫(プロフ) - 完結お疲れ様です、そしてありがとうございます！見させていただいてる身としては本当に楽しかったです…! (2020年12月24日 12時) (レス) id: 260ef51d68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年10月25日 14時
