第22話 想う ページ22
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それから何となく、気になってたこと。今しかないと思って、思い切って聞いた。
「豪炎寺くんは、気になってる人いないの？」
すると、『いる』って即答された。意外。
「どんな人？」
「そうだなぁ」
豪炎寺くんは、どこか遠くを見るように眩しそうに目を細めた。
「俺にとっては太陽みたいな人、だな」
「太陽みたいな人？」
「ああ。その人が楽しそうにしていたら俺も楽しいし、落ち込んでいても、その人がいれば自然と笑顔になれる。そんな感じだな」
そう言って、柔らかに笑った。
「愛されてるね」
すると、『ほんとだよな』とまた笑った。
「豪炎寺くんの気持ち、伝えた？」
「……まだだ。今はタイミングが悪すぎるからな」
「へぇー、意外とタイミングとか気にするんだね。豪炎寺くんに告白されたら、誰でも落ちると思うけどなぁ」
「ふっ、そうか？」
豪炎寺くんは、なぜか鼻で笑った。
「少なくとも私はそう思うけど。そうじゃないの？」
「そうか、そう思うか」
そしてまた笑った。
「まずは、俺のことを意識させてからだな」
その人のことを考えているのか、遠くを見て、少し微笑んだ。
私じゃない、誰かに向けられた柔らかな笑み。
それを見てると、ギュッと胸が苦しくなった。
どうしてだろう。別に、私には関係ないのに。
自分の心臓に手を当てると、いつもより少し早く感じる鼓動。
何で、ドキドキしてるんだろう。
「豪炎寺くん、頑張ってね。私、応援してるから」
「応援、か。ありがとう。よし、そろそろ行くか」
「そうだね」
差し出された手をゆっくりと握り返した。
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
