第13話 瞬間 ページ13
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「豪炎寺くんはもちろんリレー出るでしょ？」
「まあな、半強制的に」
うん、だと思った。
豪炎寺くんってびっくりするくらい走るの速いからね。サッカー部のエースだし。
それに、言うまでもなく、めっちゃくちゃモテる。
アンカーの豪炎寺くんが最下位から1位をかっさらったりなんかした日には、女の子全員がトキメイて昇天しちゃうと思う。
「歓声浴びたいとか思うもの？」
そう聞くと豪炎寺くんは、全く興味なさそうに『別に』とつぶやいた後、何かを言いかけてやめた。
何言おうとしたんだろ。
興味なさそうに見えて実は女の子の歓声大好物です、とかだったりして。
だとしたら、Win-Winで最高じゃん？
私だったら……。って想像してみるけど、どこかの誰かさんみたいにクールに振る舞えるはずがないし、所詮、ニヤニヤしすぎて気持ち悪がられるのがオチだ。
「A」
「ん？」
「何でもない」
「何でもないってなによ。あっ、豪炎寺くん、頭に葉っぱついてる。取るから、頭ちょっと下げて」
「ん」
豪炎寺くんの肩に手を置いて葉っぱを摘んだのと同じタイミングで、“カシャッ”って、謎のシャッター音が聞こえた。
「ごちそうさまです」
謎のシャッター音の主は秋だった。カメラから顔を上げた秋は、爽快な笑みを浮かべている。
そういう係に任命されたらしく、いろんな学年のいろんな人の写真を撮って回ってるらしい。
で、その一環として、今の写真を撮ったと。
「いやぁ、今日イチ良い写真だよ、A。ありがとう」
「はぁ」
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
