第10話 帰り ページ10
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「美味しかったな？」
「う、うん。まあ……」
あの後、何を思ったのか、豪炎寺くんは自分が飽きるまで、私に散々キャンディを食べさせてきた。
美味しかったのは間違いないんだけど、途中からバリバリ噛んでたからね……。正直、口の中が痛いし、味も混ざっちゃってよくわかんなかった。
でも、豪炎寺くんは満足そうにしてる。
はぁ。何なんだろう、これ。
そんなことをしているうちに、とっくに下校時間になっていて、二人でバタバタと片付けた後、勢いそのままに正門に駆け出した。
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「秋〜！ごめん、遅れた！」
「A、珍しく遅かったねぇ。あれ？豪炎寺くん？」
秋の前で、気まずそうに頭をかく豪炎寺くん。
あっ、そっか。部活さぼってますもんねぇ？ねぇ、豪炎寺くん？
「豪炎寺くん、部活さぼってまで何してたの？」
秋にじわりじわりと追い詰められる豪炎寺くん。
豪炎寺くんが詰められてるところなんて、滅多に見られるもんじゃない。貴重な瞬間。
「まあ、いろいろあってな」
豪炎寺くんは目をそらして誤魔化すけど、秋は見過ごしてはくれない。
残念、豪炎寺くん。
相手が悪かったね。頑張れ。
「じゃあ、私先に行ってるね……」
「A……？まさか、逃げられるとでも……？」
「ひっ……」
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
