第6話 キャンディ ページ6
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「チョコくらいでそんな顔するな」
「えぇ、だって」
チョコくらいって言ったって、私にとっては大切なおやつなの！つらい！
的な目で鬼道くんを見たら、『これやるから、許せ』とおしゃれで可愛いケースに入ったカラフルなキャンディをくれた。
「えっ！これ人気のやつじゃん！いいの？」
「ああ」
キャンディ一つでテンションがわかりやすく回復する自分。我ながら、ものすごく単純だ。
「もしかして、私のために買ってきてくれたとか……？」
「っなわけないだろ。妹がくれたんだが、俺にはちょっとアレだから、な？」
「ふふ、ちょっとアレなんだ。ていうか、妹さんセンスいい〜」
そう言うと、『当たり前だろ。俺の妹なんだから』と、なぜか得意げに胸を張る鬼道くん。
鬼道くんって妹さん大好きなんだ。意外かも。何となく、ちょっと怖い人だと思ってたから。
何を考えているのか、ニヤニヤしている鬼道くんを横目に、水色のキャンディを一つ口に入れた。
爽やかなサイダーの味。甘くて美味しい。
「ねぇねぇ、鬼道くんも食べなよ。ほら、口開けて」
『あーってして』って言って、鬼道くんの口にキャンディを放り込もうとしたそのとき、美術室のドアが勢い良く開いた。
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pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもありがとうございます！ゆるゆる頑張ります（＾ｖ＾） (2020年4月24日 23時) (
レス) id: d65527bd76 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 真っ赤な空の下でから来ました。ここまで読んだだけでわくわくどきどきが止まりません！pommeさんのペースで頑張って下さい！ (2020年4月24日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年4月19日 10時
