第48話 真実 ページ48
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病院を後にし、アヤを呼び出した。
Aさんへの嫌がらせのこと、事故のこと、そこで何があったのかを知るために。
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アヤは俺を前にし、青ざめた表情でぽつりぽつりと何があったのかを語った。
事故は、アヤが意図して起こしたものでは無かった。不運な偶然が重なった、ただそれだけのことだとしか言いようが無かった。
「Aさんと二人で歩いてたの。そうしたら、Aさんがいきなり『アヤさん！危ない！』って、あたしをドンって押し退けた。そ、それであの子が……」
アヤは言葉を詰まらせた。
「……っ、Aさんはあたしを守ってくれた。こんなあたしを……」
「Aさんが庇ったのか」
ただでさえ辛い状態にあるにも関わらず、アヤを、嫌がらせをしてくる相手を押し退けて、自分が犠牲に……。
「あたし、自分のことばっかり考えてた。自分がやりたいようにやればいいんだって。Aさんがどんな思いをしようが、知ったこっちゃないって思ってた」
アヤは続ける。
「あたし、最低だ。あんなに優しくて素敵な子を傷つけて、しめしめって思ってた」
アヤは下を向いて、唇を噛んだ。
「あたし、Aさんに謝りたい。今までしたことも全部」
「謝りたい、か……」
「うん。許してもらえなくてもいいから、謝りたい」
アヤはそう言うが、Aさんはきっとアヤを受け入れるだろう。彼女はそういう人だ。
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「ねぇ、修也」
帰り際、アヤが俺を引き止めた。
「何だ？」
「あたし、修也のことが大好きだった」
アヤは小さくこぼした。
「だから、すぐにわかった。修也があたしじゃなくて、あの子のことを見てるって」
「そうか」
「あの子のことが好きなんでしょ？」
アヤは俺を見てくすりと笑った。
「俺ってそんなにわかりやすいか？」
俺が問うと、アヤは『ものすっごく』と言ってまた微笑んだ。
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pomme(プロフ) - なの。」さん» うわああ、ありがとうございます……！！作ってよかったって思えました(;_;) (2020年4月1日 23時) (
レス) id: 8b0e929018 (このIDを非表示/違反報告)
なの。」(プロフ) - こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます.........！！尊すぎて何て言ったらいいのか分からないのですが、もう、好きです(語彙力)更新本当にお疲れさまでした！！ (2020年4月1日 19時) (レス) id: f8911c1a4d (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもコメントありがとうございます！たしかに、豪炎寺さんなら対抗できそうな予感……。楽しみます!(^o^)! (2020年3月29日 21時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - pommeさん» 完結おめでとうございます！とても楽しく読ませていただきました！この主人公ちゃんの優しさと言ったら敵うものはありませんね！あ、豪炎寺がいたか…←お疲れ様でした、あつ森楽しんでください！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - イナイレ大好き人間さん» ありがとうございます！私はあつ森に時を吸われるクソ人間です（適当） (2020年3月29日 12時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年1月12日 1時
