第44話 小さな書店で ページ44
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今日は、いるだろうか。
毎回、そんなことを思いながら、小さな書店に向かう。
はじめは、頼まれたものを買ったり、欲しいものを買ったりしていただけだった。
いつからだろう。Aさんと会うのを楽しみにしている自分がいた。
他愛のない話。
好きな本の話。
お互いの悩みごと。
たくさん話しをした。
気づけば、アヤよりもAさんと一緒にいる時間が多くなっていて。
Aさんへの気持ちが何なのか、自覚するのにさほど時間はかからなかった。
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「こんにちは」
店に入ると、店主のユウさんが血相を変えて俺に近づいてきた。
「どうかしたんですか？」
俺が訊くと、ユウさんは俺の両肩に手を置いて
「豪炎寺くん。落ち着いて聞いてね」
と、切り出した。
「な、何ですか」
「Aちゃんが事故にあったの」
「えっ…」
Aさんが、事故？
ドクン、ドクンと鼓動が大きくなる。
事故。
あのときの記憶が蘇る。
ユウさんは放心した俺の手を強く握って、
「Aちゃんは今、東雷病室に入院してる。病室は306だからね。安心して、そこまでひどい怪我じゃないみたいだから」
と、あやすように言った。
それを聞いた途端、ドッと肩の力が抜けた。
ひどい怪我じゃないのか…。よかった。よかった。
この目で無事を確認したわけではないが、心の底から安堵した。
「あの、面会時間は…」
「夜の7時まで。まだたっぷり時間あるから、行ってあげて。豪炎寺くんの声聞いたら、Aちゃん目を覚ましたりして」
ユウさんは『なんてね』と笑って、俺の背中を押した。
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pomme(プロフ) - なの。」さん» うわああ、ありがとうございます……！！作ってよかったって思えました(;_;) (2020年4月1日 23時) (
レス) id: 8b0e929018 (このIDを非表示/違反報告)
なの。」(プロフ) - こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます.........！！尊すぎて何て言ったらいいのか分からないのですが、もう、好きです(語彙力)更新本当にお疲れさまでした！！ (2020年4月1日 19時) (レス) id: f8911c1a4d (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもコメントありがとうございます！たしかに、豪炎寺さんなら対抗できそうな予感……。楽しみます!(^o^)! (2020年3月29日 21時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - pommeさん» 完結おめでとうございます！とても楽しく読ませていただきました！この主人公ちゃんの優しさと言ったら敵うものはありませんね！あ、豪炎寺がいたか…←お疲れ様でした、あつ森楽しんでください！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - イナイレ大好き人間さん» ありがとうございます！私はあつ森に時を吸われるクソ人間です（適当） (2020年3月29日 12時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年1月12日 1時
