第36話 夕暮れどき ページ36
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次の日。
授業が終わり、速攻で駅に向かう。
何の用事があるのか知らないけど、“会えないか”=“会いたい”ってことだよね。とか、妄想したりして、勝手にドキドキした。
待ち合わせ場所に着いた。まだ豪炎寺くんは来ていないみたいだ。
ベンチにしばらくぼーっと座っていた。茜色に染まった夕暮れの空がとても綺麗だった。写真に撮っておこうと思ったけど、うまく撮れる自信がないから、やめた。
そうこうしているうちに、豪炎寺くんが来た。
「すまん。待たせたな」
豪炎寺くんはそう言って、私の隣に腰を下ろした。
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「ここじゃアレだし、ちょっと歩くか」
「そうだね」
仕事終わりのサラリーマンが行き交う街を、ぶらぶら歩く。
「こうやって並んで歩くの、Aさんが傘忘れたとき以来じゃないか？」
「えへへ、やだなぁ。覚えてたの？」
あのときは相合傘したんだ。ドキドキして、どうにかなりそうだった。豪炎寺くんはそうでもないみたいだったけど。
「俺さ、アヤと別れた」
豪炎寺くんは、唐突にそう切り出した。
アヤ。豪炎寺くんの彼女の名前だ。少し前に会ったとき、二人を前にして打ちのめされたばかりだったのに。
わけを聞くと、最近アヤの様子が可笑しく、ギクシャクしていたかららしい。別れは豪炎寺くんの方から切り出したそうだ。
ふと、考えた。
私は豪炎寺くんの相談相手として、彼と会っていたにすぎないのではないか。豪炎寺くんが彼女と別れてしまえば、彼にとっての私の存在意義は無くなるのではないか、とか。
すると、豪炎寺くんは私の想像を打ち消すように、『また、Aさんに会いに行ってもいいか？』と微笑んだ。
「えっ、でも…」
「純粋に、Aさんと話がしたいからって、だめか？」
豪炎寺くんのその言葉を聞いた途端、信じられないくらい、顔が熱くなった。
もう、ほんと、ずるいよ。
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pomme(プロフ) - なの。」さん» うわああ、ありがとうございます……！！作ってよかったって思えました(;_;) (2020年4月1日 23時) (
レス) id: 8b0e929018 (このIDを非表示/違反報告)
なの。」(プロフ) - こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます.........！！尊すぎて何て言ったらいいのか分からないのですが、もう、好きです(語彙力)更新本当にお疲れさまでした！！ (2020年4月1日 19時) (レス) id: f8911c1a4d (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» いつもコメントありがとうございます！たしかに、豪炎寺さんなら対抗できそうな予感……。楽しみます!(^o^)! (2020年3月29日 21時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - pommeさん» 完結おめでとうございます！とても楽しく読ませていただきました！この主人公ちゃんの優しさと言ったら敵うものはありませんね！あ、豪炎寺がいたか…←お疲れ様でした、あつ森楽しんでください！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - イナイレ大好き人間さん» ありがとうございます！私はあつ森に時を吸われるクソ人間です（適当） (2020年3月29日 12時) (レス) id: bbbf9b9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年1月12日 1時
