第37話 関わらない方法 ページ37
．
あの子は今も、どこかで私のことを見てるんだろうか。
いや、そんな暇ないよね。
モデルやってるって、前に秋が言ってたし。
視線を感じるはずがないのに、背中がぴりぴりするのは、きっと彼女のことを意識しすぎている証拠だ。
いつまでビクビクしてればいいの。
一日目にして、神経がこんなにすり減るなんて。思ってもみなかった。
『はぁ』とため息をひとつついて、靴箱へと続く階段をゆっくりと登った。
そのときだった。
「あっ……」
階段の上にあの子がいるのがわかった。
静かに。静かにしてれば、文句も言われないはず。
刺激しないように、目を合わせないように、すれ違おうとしたそのとき、『ちょっと』と、彼女が私の腕を強く掴んだ。
「関わるなって言ったはずだよね？」
「いや、でも……」
今日は一瞬しか顔合わせてない。それでも“関わった”に含まれるの？とかぐるぐると考えるのに、ドキドキして口は一向に動かない。
上手い言い訳もできない私を、彼女はきつく睨んだ。
「来て」
「まって！ねぇ…」
彼女は私の腕を引いた。
掴まれたところが鈍く痛んだ。
急かされるままについて行くと、そこは長らく放置された空き教室だった。
ドンと背中を押され、教室に足を踏み入れた。
「いっ……て」
「おそい〜」「えーこの子？パッとしないね」「まあいいじゃんそこはさぁ」
豪炎寺くんの彼女を入れて4人。
着崩した制服のとても美人な子たち。そんな子たちが、ニヤニヤと品定めするように私を見ていた。
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pomme(プロフ) - 雪華さん» 高評価ありがとうございます！ごめんなさい…そのあたり詳しくないです（ ; ; ） (2021年3月18日 20時) (
レス) id: 13950c2c2a (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 高評価しました!東方は知ってます？私は東方の霊夢・チルノ・大妖精・魔理紗は大好きです! (2021年3月18日 9時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(プロフ) - 星猫さん» 知ってるアニメ……？何ですかねぇ。メジャーどころはほとんど知ってるんじゃないかな〜と思います。イナイレはもちろん好きですし、あとは呪術とか金カムも好きです〜！ (2021年3月9日 20時) (レス) id: 7207ce4c56 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月9日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pomme | 作成日時：2020年12月31日 5時
