擬人化ペット！？ ２【mfmf】

６７話 ページ24

Asaid



今まで男の人と触れあうことなんてなかったからキスなんて初めてで。


しかもされたのがペットっていうね。




あぁ……もう本当恥ずかしい。


きっと私の顔は真っ赤になってるんだろうな。



恥ずかしすぎてまふの顔を見れない。






まふ｢ねぇ……そんな態度とられると期待しちゃうんだけど。｣



頬に手を添えられてぐいっと上を向かされる。


目の前に真っ赤なまふの目があってくらくらしそう。



さっきくらいの距離になって思わず息をのむ。





まふ｢……なんてね。冗談だよ冗談。｣




なにも言えなくなった私を見てまふは少し悲しんでるような顔を見せた。

さっきまであった温もりが消えるようで嫌だ。


そう考えているうちにまふはどんどん私から離れてドアに向かう。






『……まって。』




無意識のうちにまふの腕を掴んでいた。


まふは前を向いたまま、私の顔を見てくれない。




ちゃんと言葉にして伝えないと。





『……いやじゃなかったの。』

まふ｢……なにが。｣




『……まふとのキス。』




自分でもびっくり。


こんなこと言うなんて。


まふも私がこんなこと言うなんて思わなかったのか驚いてこっちを向いた。




『いや、あの、え、っと……』



この先なにを言うか考えてなかった。


流石にバカすぎるだろ私。




まふ｢……ふふっ。｣




また前を向けなくなっていると頭上から笑っている声が聞こえた。

それは正真正銘まふの声で。


なんなら今は大爆笑している。





まふ｢いやぁ、そんなにキョドると思わなくて…笑。｣


『だって……』





すんなり言葉が出すぎて自分でも驚いてしまったから。




まふ｢んで、結論は……？｣



結論……。








『まふのこと、好きかもしれない……です。』



まふ｢はぁ……やっとかぁ……！｣




肩を強く引っ張られて抱き締められた。


今までにないくらい強く。


目の前がまふの匂いで充満している。





まふ｢……ｸﾞｽｯ｣


『え、ちょ、泣いてんの！？なんで！？』


まふ｢だって、やっと……やっとだもん。｣




泣かせてしまって申し訳ない……。







まふ｢これからは、ずっと一緒……？｣


『一緒だよ、ずっと。』




なんなら今までも一緒だったけどね笑。







fin

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