〜55〜鶴丸Side ページ9
「強制退職させると、審神者様はあなた達に関する記憶の一切を無くします。それでも良いですか？」
こんのすけを呼び、主がAにしていた事の知っている限りを全て話した。
そして、審神者を辞めさせたい、と三日月が願い出るとこんのすけは思いのほかすんなりと受け入れてくれた。
「ああ、構わん」
眠っているAの頭を膝にのせ、先程まで着ていた真っ白な寝巻きからいつもの異国の服に着替えさせられたAを優しく撫でながら三日月が答えた。
今この場には、Aと、Aの弟である俺と、この本丸の権力者である三日月、そしてこんのすけの三人と一匹しかいない。
「わかりました。では現在の審神者様を退職させ、新たな審神者様をご用意します」
静かな部屋にこんのすけの声が響いた。
「いや、俺たちに主なんて必要ない」
俺は即座に答えた。また海冬のような審神者が来るのは何としてでも拒否したいところだ。
もうAに怖い思いはしてほしくない。
「鶴丸の言う通りだ。審神者なんぞ居なくても出陣も内番もこなせる」
三日月も落ち着いた調子でそう言った。
「それでは本丸を保持できません。それにルール違反です」
新しい審神者様を迎えないのであればあなた方は刀解されることになりますよ、と少し慌てたようにこんのすけが言う。
それは嫌だ。Aともう会えなくなってしまう。
「‥‥そうか。なら仕方ないな」
三日月が嫌そうにそう呟いた。
「ありがとうございます。では適任が現れましたらこの本丸へお連れしますね」
ニコリと微笑んでこんのすけが言った。
＊＊＊＊＊
勝手な設定を作りました！
すみません…
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桃炎(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(^-^)続編、頑張りますね！ (2018年4月29日 22時) (
レス) id: 2fc09e070c (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - めっちゃ話の展開が好きで、面白いです！続編でも頑張ってください！ (2018年4月29日 21時) (レス) id: f6a4873bd8 (このIDを非表示/違反報告)
桃炎(プロフ) - 塩キャラメルさん» ありがとうございます！褒めていただけると俄然やる気でます！作者は文章力がないのでうまく表現できないところが多々あるのですが、これからも頑張るので見ていただけると嬉しいです！ (2018年1月28日 23時) (レス) id: 4c3f5bf6c5 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル - 初めてなのにこの完成度....!私には到底できないことをやる...!すごいですね!頑張ってください!ﾌｧｲﾄｰ!ヾ( ￣0)乂(0￣ )/ｲｯﾊﾟｰﾂ! (2018年1月28日 23時) (レス) id: ef2dbfdc67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2018年1月27日 22時
