〜96〜鶴丸Side 続編にいきます！ ページ50
箪笥をAの部屋の隅に置き終えたあと、長谷部に礼を言ってから勝手にくつろいでいた。
長谷部はAの部屋の床掃除や机の上を雑巾がけしていた。
夕餉の時間が近づき、俺と長谷部は食堂へ行くことにした。
今日の夕餉はAも手伝っていたと長谷部に伝えると、とても嬉しそうに、そうか、と呟いて歩調を速めた。
食堂に着いてすぐに俺は三日月に呼ばれたので長谷部と別れ、珍しく隅の席に座っている三日月のほうへ向かった。
「何か用か？」
正面の席に腰を下ろして尋ねる。
「ああ。Aの様子はどうだ？」
準備良く、二人分の食事を机に置いていた三日月が俺のほうに一人分の料理を移動させた。
「今の所問題ないぜ？独りで行動させてもここから出ようとしない」
「そうか…」
何か考えているらしく、三日月の動きが止まっている。
「どうしたんだ？」
「…政府の管狐が新しい審神者をいつ着任させれば良いか聞いてきてな…」
悩んでいるらしく、そこで一旦言葉が途切れた。
「…そうか」
俺としては来てほしくない。
Aを人間に会わせず、俺たちだけのお姫様としてここにいてもらいたい。が…そうも言ってられないのだ。
自分達で出陣や内番をしているので、政府から消される事はないだろうが、出陣で怪我をしても治してくれる存在がいないのは困る。
ちょっとしたかすり傷程度なら自然と治るのを待てば良いだけだが、重症を負ってしまえば中々治らない。
Aが見たら勝手に審神者か政府を呼んできてしまいそうなので、酷い怪我を負った者には完治するまで自室に篭ってもらうようにしているが、あれでは治らないだろう。
「…Aにずっと部屋で過ごしてもらうのはどうだ？」
適当に言いくるめればなんとかなるんじゃないか？と提案してみたが三日月は首を横に振った。
「ずっと、というのは無理があるだろう。それに、Aの存在は審神者にあらかじめ伝えられているはずだ」
居なければ審神者が探し回るかもしれん、と三日月が言った。
「…そうだな」
思わずため息をついた。
‥‥どうすれば‥‥
＊＊＊
こんにちは
ここまで読んでいただけて本当に感謝しています！
中途半端ですが続編に移行しようと思います。
予想していたより長いお話になってしまったのですが(内容は予定の半分も書けてない…)、これからも読んでいただけると嬉しいです(^_^)
あと、お気に入りや評価やコメントをしてくださった方、ありがとうございました！
夜桜
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桃炎(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(^-^)続編、頑張りますね！ (2018年4月29日 22時) (
レス) id: 2fc09e070c (このIDを非表示/違反報告)
えま(プロフ) - めっちゃ話の展開が好きで、面白いです！続編でも頑張ってください！ (2018年4月29日 21時) (レス) id: f6a4873bd8 (このIDを非表示/違反報告)
桃炎(プロフ) - 塩キャラメルさん» ありがとうございます！褒めていただけると俄然やる気でます！作者は文章力がないのでうまく表現できないところが多々あるのですが、これからも頑張るので見ていただけると嬉しいです！ (2018年1月28日 23時) (レス) id: 4c3f5bf6c5 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル - 初めてなのにこの完成度....!私には到底できないことをやる...!すごいですね!頑張ってください!ﾌｧｲﾄｰ!ヾ( ￣0)乂(0￣ )/ｲｯﾊﾟｰﾂ! (2018年1月28日 23時) (レス) id: ef2dbfdc67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2018年1月27日 22時
