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五「すぐるすぐるすぐる!!!!」
次の日の朝。俺はダッシュして傑のもとへ。
夏「悟うるさい、落ち着いて。どうしたの?」
五「俺芸能界入るわ!!!傑も入るだろ?」
夏「………………は???」
朝から飲んでるお茶を勢いよく吹く傑。吹いたのもそのまま「は?」だって。傑の方がうるさいし忙しいじゃねえか。
夏「まって、1から説明してくれる?」
五「おう…」
俺は昨日あったことを1から話した。卯月Aが出てた映画を見たこともそいつに恋したことも芸能人になることも。
夏「なるほど…じゃあ昨日見た卯月Aっていう女優が好きってことだね、だから芸能界に行くってことか」
五「そう、だからこれから芸能人になるけどどうしたらいいか教えてくんねえ?」
夏「なるけどって、ねえ悟?わかってる?芸能界って厳しい世界だよ」
そうなのか?まあ俺だしな正直余裕だろ。
五「でも俺五条悟だし。」
夏「そういうとこだよ………」
傑頭抱えちゃったわなんで?
五「おーい傑?大丈夫?これからどうしたらいいか教えてくれよ」
夏「まず私が芸能界に一緒に行くメリットは?」
五「俺と一緒に金稼げる!!!」
夏「うーん………」
五「稼げなかったら五条家で傑ごと養う!」
俺んち金持ちだし正直働かなくても良かったんだけど芸能人なるって決めたし。傑一人くらい養えるだろ。
夏「のった」
傑即答。俺こいつのこういうとこだいすき。
夏「よし、そしたらしっかり決めよう。」
五「なにを?」
夏「なにを??何になるかだよ。俳優?タレント?アナウンサー?芸人?いっぱいあるでしょ」
五「あー芸人芸人!芸人にする!」
夏「それはまたなんで?」
五「昨日Aさん面白い人がタイプってドラマの後の番宣で言ってた」
夏「A”さん”…wwww、一丁前に緊張してんじゃん。大好きだね悟」
五「うるせえわ!!」
夏「あはは、ごめんごめん。はいはいじゃあ芸人ね。」
五「おう!」
夏「じゃあ…もうすぐ1年生終わるし2年生になったら芸能科行こうか」
五「芸能科ってヤガセンがいつも来ないか?って言う所か?」
夏「そう。そこに言ったら芸能界に入りやすくなる。」
五「おう!じゃあそこにする!」
夏「はいはい…」
俺らはその日授業そっちのけで計画を立てた。
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作者名:あにゃ | 作成日時:2022年2月28日 3時