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ーーー ローside ーーー
バーン
という、銃声で目が覚めた。
まだ覚醒しきれてない頭をガシガシと掻いてると、部屋の扉がノックされる。
俺が返事をするよりも前に、焦ったような勢いでシャチが入ってきた。
ロー「何があった」
シャチ「いや、よく分からねーっすけど…ちょっと来てください」
シャチに先導されるように、たった何時間ぶりかの甲板に出る。
相変わらず風は少し強かったし、寝不足のせいか太陽の光がやけに眩しかった。
ベポ「あ、キャプテン！おはよう！」
ロー「あァ。さっきの銃声はなんだ」
シャチ「多分島からなんすけど…あんま治安がいい島とは言えなそうっすね…」
シャチに言われて、初めて島に目を向ける。
遠くの方で、騒々しい野郎共の声が飛び交っていた。
時折り響く、銃声。
俺たちと同じ岸に止めてある、何隻かの海賊船。
それがもう全てを物語っていた。
シャチ「……どうします？」
ロー「どうするも何も、もう食料も燃料もねェんだ。島に入るしかねェだろ」
シャチ「いや、そうじゃなくて！あの子っすよ！この島に置いてくんすか…？」
ロー「……」
シャチ「…さすがに記憶もねェ女の子1人が、この島って…危なくないっすかね…？」
結局明け方近くまで、一緒にここにいたあいつの顔を思い出す。
俺の腕が、身体が、まだ鮮明に華奢なあいつの体温を覚えていた。
ロー「…あいつは、」
ペン「あっ、ここにいたんすねキャプテン！」
はぁはぁと息を切らしながら甲板に出てきたペンギンは、どうやら俺を探し回ってたらしい。
『どうした』と尋ねる前に、ペンギンもシャチと同じようなセリフを言った。
ペン「マジで、この島にあの子置いてくんすか…？」
ロー「…お前ら、揃いも揃って気にするのはあいつの事か」
ペン「当たり前じゃないっすか！」
ベポ「…どうするの？」
ロー「……この島にはさすがに置いてけねェだろ。こんな治安じゃすぐに犬死にだ。次の島まで連れて行く」
もっともらしいことを言いながらも、結局はあいつを手離すことを躊躇していただけだった。
俺がそう断言すると、『よっしゃー！』とデカい声で喜んだのはシャチとベポ。
ペンギンはというと、『そうっすよね…』って言いながら、何故か気まずそうな表情で頭を掻いていた。
ロー「なんだ。なんか問題でもあんのか」
ペン「いやァ…それが…」
シャチ「なんだよ勿体ぶって！せっかくキャプテンのお許しが出たっつーのに！」
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REI(プロフ) - ひかりさん» ひかりさん、ありがとうございます(*´-`)甘々ローさん大好きでよかったです！続編も頑張りますのでよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵) (9月23日 12時) (
レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 続編おめでとうございますー！！！大好きな作品がまだまだ見れるということに歓喜しております笑甘々ローさん大好きです！！これからも更新頑張ってください！！ (9月23日 8時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
REI(プロフ) - ひかりさん» ひかりさん、コメントありがとうございます☺️私には勿体無いくらいのお言葉を頂けて、物凄く嬉しいですっ😭❤️これからもご期待に添えられるよう頑張りますのでよろしくお願いしますっ🥰 (9月19日 13時) (レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 私ローさん好きなんですが、最近作品を読み尽くしてしまって探していたところにこの作品に出会えました😆読みやすく、とても好みな作品で愛読しています！評価、お気に入り登録当たり前体操です👍🏻身勝手ながら応援してます！更新頑張ってください！ (9月19日 7時) (レス) @page19 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
REI(プロフ) - 零尉さん» 零慰さん、いえいえ、ややこしいことをしてしまいこちらこそ申し訳ありませんでした🙇♀️暖かいお言葉までありがとうございます😭 (9月15日 23時) (レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REI | 作成日時：2023年9月3日 22時
