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ベポ「ふ〜っ」
シャチ「太陽だーっ！！」
ペン「おぉ〜すげェ晴れてんなァ」
「…っ、眩しいですね」
久しぶりに身体に感じる陽光があたたかくて気持ちいい。
髪を柔らかく撫でる潮風が心地よかった。
けれど、太陽に慣れていない視界は眩しくて…目を細めながら、キラキラと光る海面を見つめていた。
ロー「暑いな」
1人遅れて出て来たキャプテンさん。
彼もまた私と同じように眩しそうに目を細めたと思えば、帽子を深く被って陽光を遮った。
ロー「そういやァ、今回は騒がなかったな」
「ペンギンさんのおかげです」
ロー「…ペンギン？」
「浮上する前に部屋に来てくださって、最小限の揺れで済むように捕まえててくれたんです」
『ありがとうございました』
再度ペンギンさんにそう告げると、帽子の影に隠れている目は綺麗な弧を描いているのに、どこか切なそうな表情で私の頭をポンポンと撫でてくれた。
彼が部屋に訪れた直後の会話を思い出す。
ーーーーー
ペン「なぁ、ここのクルーになるつもりはねぇのか？」
「……えっ！？」
驚いた私の振動のせいか、キャプテンさんに借りていた医学書がバンッと大きな音を立てて床へ落ちた。
それを拾ったのは、私ではなくペンギンさんで。
パンパンと本の表紙を叩いてから、私にその本を差し出した。
ペン「考えてなかった訳じゃねーだろ？」
「…いえ、全く…」
ペン「えぇ〜マジかよ」
「だっ、だって海賊ですよっ…？何の取り柄もない、ましてや記憶を失っている私がそんな大それた事出来るわけないですからっ…！」
ブンブンと手を振って否定すると、ペンギンさんは少し不満そうにしていた。
ペン「随分馴染んでると思ったんだけどなぁ〜君がその気なら、一緒にキャプテンに頼んでやろうと思ってたのに」
「……本当に、みなさんは海賊だとは思えないくらい優しい人達でしたから。だからこそ、こんな私じゃみなさんの足手纏いになります。私は…次の島でお別れです」
ペン「……でもさぁ、」
彼が何かを言おうとしたところで、突然部屋が大きく揺れた。
びっくりして何かに掴まろうと伸ばした腕は、ガシッとペンギンさんが掴んでくれて。
そのまま彼は、揺れが落ち着くまでそばにいてくれた。
結局、彼のその言葉の続きを聞くことは出来なかった。
ーーーーー
ロー「…そうか」
そう短く言ったキャプテンさんは、今出て来たばかりなのにもう船内に入ろうとこちらへ背を向けた。
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REI(プロフ) - ひかりさん» ひかりさん、ありがとうございます(*´-`)甘々ローさん大好きでよかったです！続編も頑張りますのでよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵) (9月23日 12時) (
レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 続編おめでとうございますー！！！大好きな作品がまだまだ見れるということに歓喜しております笑甘々ローさん大好きです！！これからも更新頑張ってください！！ (9月23日 8時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
REI(プロフ) - ひかりさん» ひかりさん、コメントありがとうございます☺️私には勿体無いくらいのお言葉を頂けて、物凄く嬉しいですっ😭❤️これからもご期待に添えられるよう頑張りますのでよろしくお願いしますっ🥰 (9月19日 13時) (レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 私ローさん好きなんですが、最近作品を読み尽くしてしまって探していたところにこの作品に出会えました😆読みやすく、とても好みな作品で愛読しています！評価、お気に入り登録当たり前体操です👍🏻身勝手ながら応援してます！更新頑張ってください！ (9月19日 7時) (レス) @page19 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
REI(プロフ) - 零尉さん» 零慰さん、いえいえ、ややこしいことをしてしまいこちらこそ申し訳ありませんでした🙇♀️暖かいお言葉までありがとうございます😭 (9月15日 23時) (レス) id: 9412439390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：REI | 作成日時：2023年9月3日 22時
