学校 ページ2
今日は快晴
僕の心は曇り空
僕の直ぐ側にいる閑古鳥は鳴きっぱなし
は？俺は別に寂しくねーし
僕の席は窓側の一番後ろの席
教室で浮いている俺は今日もぼーっとしている
日課になっている晴れの日の放課は
日向ぼっこ
目を閉じて暖かさを堪能する
そうすると
ご飯を食べてるとき目を閉じてご飯を味わうような幸せが感じられるからだ
別に俺の愛読書を読んでもいいが
もしかしたらこの学校の中に悪の魔物
ダークマター
が隠れているかもしれないからな
常に周りを気遣わなければいけない
とはいえども
いつも通り何も起こらない教室はざわざわ
各々すきなことをしている
俺がいる限りここは安全だ。
周りを見ると
『ｳﾋｰｳﾋｰｳﾋﾟｬｰ!!!』と机をバンバン叩いて
動物のマネをしていたり
ｯﾌﾝ
俺はそんな下等生物も助けてやる。
そろそろ、授業が始まる時間だと思うので
時計を確認しようと目を開けようと思った。
ビタミンＤも十分出たし
周りが静かになった気がしたし…。
静かになるなんて普段は
こんなことないはずで気になるから。
だから
目を開けた
は？
僕の目の前に人？
いままで目を閉じていたので
俺の開けた目が太陽の光に対応できなかった
(たいようだけにたいおう、ってねw
だが素早く瞳孔が働いて人だと言うことがわかった
あ、え？？？
少し静かになったのってこういうこと？
女の子…が目の前に…
中学2年生とは思えない凄い美人が、いる…。
この方は同じクラスである…？
真面目そうで誠実だと訴える目を見て
何かを
僕はやらかした
と言う言葉が脳裏にベッタリと張り付いた
ぼ、僕何かしたっけ…
！！！！！
目が合っちゃった！
あわ、わゎ…
？『あのぅ』
周りはその美人なひとが言葉を発した瞬間
静かになった
え…話しかけられた！
周りが気を潜めてこちらを伺っているのがわかる
ど…、どどぉぉ…え？
しんとした緊迫感の中でも
そうじゃなくても
人に話しかけられると
僕の思考力は停止する。
何もできずに座っている僕をよそに
彼女は彼女で意外と注目されて驚いている
ということに気づいた
少し安堵したものの
何もできていない自分に気づいた
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作者名：Peter | 作成日時：2021年11月6日 18時
