ピエロ05 ページ22
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平凡な日常。
クラブに通う日々。
生憎、バカな俺はなにも変わってない。
「風磨〜、クラブいこうぜ」
風「いや俺いーわ。」
「は。なんで？」
風「あれ？
俺彼女できたって言ってなかったっけ笑」
「はーー？聞いてねぇし、はーー？笑」
風「てなわけで！
俺お前みたいに、彼女いるのにクラブ行ったりしねぇから！笑」
「お前それ掘り返すなよ笑」
つまんねーな、1人で行くかー、
なんて思っていたら、向こうからやってくる見慣れた2人組。
あーあ。手なんか繋いじゃって。
しかも恋人繋ぎだって。
こんなあちぃのに。
「北斗ー！」
普通なら話しかけないんだろうけど俺だから。
あんなことあったから仲悪くなったとかダサくね？
北「あ、樹と風磨じゃん。」
風「こいつクラブ行く相手いなくて困ってるんだって笑
北斗行ってやれよ笑」
北「バカ言ってんじゃねーよ、
こいついる前で変なこと言わないでもらえる？笑」
ほら。
男ってのはバカだから、あんなことあったってのにこうやって笑い飛ばせる。
でも、女の子はそうはいかないんだね。
『.. 』
そんな顔しないでよ。
なんで一緒にいないのに、俺はお前にそんな顔させちゃうわけ？
「A。
黙ってたら北斗のこと連れて行っちゃうよ？笑」
『っ！ダメ！』
意地悪にそう告げると、一目散に顔を上げた。
大好きなんだな？
「っは笑 わかってるよ笑」
北「お前にわかられてもしょうがないんだけど笑
Aが心配しなくてもいかないよ、」
ポンポンと北斗が頭を撫でると嬉しそうに目を細めるA。
あぁ、こんな顔させたことあったかなー。
なんて、まだそんなことを思ってしまう俺ってどんだけ女々しいんだろ。
よし。
今日はたまには、真っすぐ家帰って。
昨日やってたドラマでも見ようか。
なんてことを思いながら、3人に別れを告げる。
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月18日 23時
