飼い主さんは紫〜Snow Man〜【２】 (ページ7)

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目が覚めてページ7

向井side

kj「、、んっ」

時計を確認するとまだ朝の６時
二度寝できそうにないから下に降りることにした

ドアの隙間から光が漏れていて、リビングにはコーヒーを飲みながらテレビを観るふっかさんがおった

fk「お、康二早いね」

kj「なんか目が覚めてもうて、、
　ふっかさんも早いな」

fk「仕事の日と勘違いしてアラームつけちゃって。笑
　康二もなんか飲む？コーヒーおかわりするついでに作っちゃう」

kj「ありがとう！じゃあココアで！」

fk「はいよ〜」

たれ流しにされているニュースを観ると、近年ペットを捨てるという案件が増加しているという内容だった
『虐待されて死んでしまう』ことも多いらしく、また体が震えだす

(テレビのスイッチを切る音)

マグカップを２つ持って帰ってきたふっかさんがテレビを消した

fk「、、康二、おいで」

言われたとおり近づくと、ふっかさんは抱きしめてくれた

fk「心配しなくて大丈夫。俺は虐待なんて絶対しないから
　こんな可愛くて大事な家族に痛いことするわけないだろー？」

僕は気づかんうちに泣いてたみたいで、我慢しようとしたら「好きなだけ泣きな」と言われ涙が溢れて止まらなくなる

kj「ふっかさん、僕怖いねんっ、、
　痛いのも、捨てられるのも、どっちも嫌やねん、、！」

fk「今までよく頑張ったね、康二
　さすが俺の家族！」

ふっかさんの体温とコーヒーの香りに落ち着いたのか、気づいたらそのまま眠っとった