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三十六頁 ページ37

二人とも落ち着いてくると、中国さんが口を開いた。


「菊、お前はAの事好きあるね。」

「えぇ。」

「それは特別な意味あるか?」

「…それ、アーサーさんにも同じこと言われましたよ。」


耀さんは一瞬嫌そうな顔をしてからまた口を開いた。


「こういう事に、部外者が口を出すもんじゃねぇあるが、お前らは焦ったいからもういうあるね。」

よくわからないけど、私はゴクリと唾を飲んだ。


「菊、お前はAの事を 一人の女性として好きある。」

「へ?」

唐突すぎて変な声を出してしまった。

「そ、そんなの耀さんに分かるはずがないじゃ無いですか!」

「…まぁ、普通はそうある。
お前らは分かりやすすぎるから論外あるが。」


ろ、論外って;;


「その人とずっと一緒に居たいって思えたり、
その人の為なら命に代えてでも守り切れる。

お前にとってAはそんな存在あるか?」


「はい。」


その言葉は、重く私にのし掛かった。

Aの笑顔…私はそれを守りたくてあんな馬鹿なことをしてしまったのだから;;

けれど、耀さんに言われてやっと気付いた。





__________私はAの事が好きだ。






「耀さん…」

「何あるか?」

「何で今まで気付けなかったんでしょう。」

「菊は鈍すぎある。」


す、ストレート;;


「Aを…
我の妹を大切にするあるよ。」

「言われなくてもそのつもりです。」

「やっぱりお前は可愛く無い奴あるねw」

「し、失礼な!」

「さぁ、行くあるよ。
大切な人が病気なんだから看病してあげるよろし。」

「はい。」



私は走って家へ帰った。


…ありがとう、耀さん。

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設定タグ:ヘタリア , 本田菊 , 日本   
作品ジャンル:恋愛
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もっちゃん(プロフ) - 梗さん» ありがとうございます^_^ 二人とも謙虚なんでくっつけるのが大変なんですよ;; (2015年8月4日 16時) (レス) id: e6303f6e53 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主さんと菊さん可愛くて好きです(´∀`*)でこれからも頑張ってください。応援しています! (2015年8月4日 10時) (レス) id: 665c15b549 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - ソラさん» ありがとうございます。かっこいい菊さんも書けるように頑張りますねw (2015年7月30日 17時) (レス) id: e6303f6e53 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 小説面白い!そして菊さん可愛い!作者様頑張れー!(^o^)/ (2015年7月30日 17時) (レス) id: 8fbfb45695 (このIDを非表示/違反報告)
もっちゃん(プロフ) - そよかさん» ありがとうございます。コメントって、とっても励みになるから嬉しいです^_^ (2015年7月30日 10時) (レス) id: e6303f6e53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっちゃん | 作成日時:2015年7月27日 12時

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