【ヘタリア】友達以上恋人未満【本田菊】

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イギリスside

Aが出掛ける時間帯、服装、雰囲気などを聞いて俺は細かくメモをとる。


「…そんな感じでしょうか。」

「そうか。」


・時間帯は昼過ぎ
・服装は普段着(着物)
・雰囲気は少し嬉しそう


分かったのはこの3つだ。


「今推測出来るのは、Aはアイツにとって大切な人と会ってるってことだな。」

「大切な人…ですか。」

「そう言っても、親友から恋人まで色々考えられるしな。」


俺が “恋人” というキーワードを口にすると本田は少し表情を曇らせた。


「本田…」

「はい？」

「いや、何でもない。」


やっぱり、本田は自覚して無いんだな。

そうこう話していると、玄関の方から「ただいまー。」と聞こえてきた。


「噂をすればAが帰って来ましたねw」

「あ、アーサーさんお久しぶりです！」

「あぁw
俺はそろそろ帰るな、じゃあな日本。」

「「はい、お気をつけて。」」



Aが帰って来た途端に顔を明るくして…

分かりやすいやつ。




「本田のやつ…
俺にこんな事させといて、両想いにならななったら絶対許さねぇ。」



道端の石ころを軽く蹴る。

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