【ヘタリア】友達以上恋人未満【本田菊】

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「今日は何するんだっけ？」


「あー、ドイツさんの訓練です。」


「あー…」


移動をしながら、そんなたわいのない話に花を咲かせる。

元々、私もAも体力がない方だが

Aは本当にドイツさんの訓練が苦手らしい。

なので、あー…と言ったきり黙ってしまった。


「大丈夫ですよ、ドイツさんは女の子に優しいですから。」

私が笑いながら言うと、Aは必死にこう言うのだ。


「わ、私は菊と一緒じゃないと嫌だ！！」


「な…///」


冗談のつもりだったのに

相変わらずAは可愛らしい。


そんな言葉に思わず私は頬を赤くしてしまう。



「あ、いや。
べ、別にそういう訳じゃ…///」


「わ、分かっていますよ///」


これが俗に言うツンデレとかいうやつだろう←


私達が気まずくなっているとき、



ようやく集合場所のドイツに着いたようだ。


「さぁ、どうぞ。」


「あ、ありがとう。」



私が手を出すと、Aはその手をとる。


・・・実のところを言うと


「段差くらい女の子に優しくしないと！！」



とイタリア君に怒られたからである。

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