【ヘタリア】友達以上恋人未満【本田菊】

一頁 ページ2

私の一日は、優しい小鳥のさえずりで始まる。



「おはようございます、A」


「・・・んー、おはよう菊。」


「今日は良い天気ですよ。
こんな日は早起きしないと勿体無い。」




まだ起きたくないよー…と半分寝ぼけている彼女を起こす。



そう、彼女こそが私の幼馴染みのAである。




「今日は鮭かぁ。
相変わらず菊のお料理は美味しいね。」



「お気に召したようで嬉しいです。
今日はドイツさんとイタリア君に会う日ですから、すぐに仕度をしてくださいね。」



「そうだね！
二人とも個性的だから、話してて楽しいよ！」



「あ、ほら。
よそ見するから零してる。」



「あ、ありがとー。」



何千年と生きてきて、



何故か、我が国 日本だけ“国の人”が二人いることが分かった。


なので、とりあえず大切な会議は二人で出席するようにしている。




…今日は、私が食事当番だったため

すでに仕度は整ってしまった。



Aが用意している間は暇だし、縁側でポチ君とお茶をすることにする。



「本当に良い天気ですね、ポチ君。」








「菊、待たせてごめんね。」



「お気になさらず、
では いって参りますねポチ君。」

二頁→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す