あなたを信じてる 6

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「、、、この件にAは関係ない。

野球に差し障るから。

君の求める『大谷翔平』像じゃなくなるよ？」







「正直前から、プライベートと仕事も二刀流しろよって

思ってたけど。

Aは関係ないって言い切ったところが気に入ったから

許してあげる。







でも、ある程度は彼氏らしくしてもらわないと。

そこのバランスは考えてね？」







なんで君に許されないといけないんだ。

気持ち悪い。







そんな感情が顔にも出てたのだろう。







「あとそういう顔もやめて。

暴露記事、」


「分かった。」






途中で遮る。







「他に言いたいことある？

これから球団と今後の方針の打ち合わせなんだけど。」







他に何か欲求される前に立ち去らねば。







「うーん、できれば私との熱愛認めてほしいんだけど。」






「それは球団側との調整によるから俺たちだけじゃ決めれない。

善処はするけどね。」







は？あり得ないんだけど、と口から出る前に一平さんがフォローしてくれた。







ナイス一平さん。







椅子を蹴るように立ち上がって、出口に向かうが。







「翔平、彼女に挨拶は？」







この女、どこまでも憎らしい。







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