35話 ページ40
放課後。
私は夏樹くんにチョコを渡すため机の横にかけていた紙袋を手に取る。
チョコを取り出すために中を覗いたんだけど
チョコがない。
え？
確かに朝、この紙袋にいれたはずなのに。
お昼、プラチナのみんなに渡した時にはまだ入ってたはず。まだ一回も紙袋から出してないからなくなるわけないし、落ちるわけもない。
.....嫌がらせ？
でも誰がこんなことするの？
誰かと喧嘩した覚えもないし...
1人で混乱して焦っていると
夏樹「...A。」
私の席に夏樹くんがやってくる。
『....夏樹、くん...』
お昼にあんなに期待させてといて無くしちゃった、なんてそんなこと言えない。
夏樹「...放課後だし2人きりだけど、」
どうしよう。
これってチョコちょうだいって意味だよね。
『ま、まだダメ！』
トイレ行ってくる！と言って私は教室を飛び出した。とりあえず今日行った教室を探すしかない。
私はいつもみんなといる娯楽室、お昼を食べた食堂、移動教室でつかった部屋。思い当たるところを隅々探したんだけど....
やっぱりどこにもなくて....
最後に入った空き教室で途方に暮れる。
『どうしよう...』
夏樹くん怒るよね。
きっと呆れてしまうかも。そんな風に考えていると、入り口からクスクスと笑う声が聞こえて、入り口のほうをみると一つ上の女の子の先輩3人組が私を見て笑っていた。
先輩1「あなたが探してるのこれでしょ？」
そう言って先輩が見せてきたのは私が夏樹くんへ作ったチョコ。
先輩2「いい気味。特サのくせに調子乗って夏樹くんに近づくからこうなるのよ。」
なんか見覚えある顔だなって思った。
それは今日の朝、バス停で夏樹くんにチョコを受け取ってもらえなかった人達だ。
『か、かえしてください！』
先輩3「はぁ？あんた2年のくせに特サのくせに生意気なんだよ！」
先輩1「ほんとそれ！少しは立場弁えなさいよ！」
そう言うとチョコを持っていたその先輩は
綺麗にされたラッピングをビリビリに破って
チョコが入った箱をゴミ箱に捨てると
先輩1「こんなんじゃ、夏樹くんにチョコ渡せないわね？クス」
そう言って先輩達は立ち去って行く。
『そ、そんな...』
わたしはゴミ箱に歩み寄ると、ゴミで汚れてしまったチョコの入った箱を拾う。
そして頬に一粒の涙が伝たった。
＊＊＊＊＊
こんばんは
すごく悲しいシーンですね
書いてて自分でも辛くなりました
今夜9時から
学校のカイダンＯＡですね(^○^)
楽しみです(*^_^*)♬
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永瀬瞳 - 他の小説の内容をパクってますよね。 (2015年5月2日 8時) (
レス) id: 12299311b8 (このIDを非表示/違反報告)
霧桜 - 初コメ失礼します。 37話、一部名前変換できてませんよ? (2015年3月1日 0時) (レス) id: 8d58a37215 (このIDを非表示/違反報告)
祐萌 - 毎回、更新されるのを楽しみにしてます！ 頑張って更新していってください！ 影ながら応援してます！ (2015年2月28日 20時) (レス) id: 560602db5e (このIDを非表示/違反報告)
s - 3番で、プレゼントは寒いからカイロ!←・・・えっと、真面目に考えて、ウサギと狼のブローチはどうでしょう! (2015年2月27日 20時) (レス) id: aa592f3870 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - もっと詳しく言うと、、ウサギのぬいぐるみの首にペアのネックレスがついてる的なかんじです///♪（ｖ＾＿＾）ｖ (2015年2月27日 19時) (レス) id: 89f71d03d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷぅ。 | 作成日時：2015年2月25日 21時
