興味 ページ9
bighitからのメッセージに気づいたのは一週間くらい後のことだった
「バンタンソニョンダンのとこの事務所か」
オ社長を通さずに他の事務所からこうしてメッセージが届くのはよくある事
無断で手伝いをするってだけで猛反対されそうだけど、
防弾少年団には興味があった
ここまで興味が沸いたのは初めてだったから
どんどん7人の姿を画面上でみてるうちに、
なんでかわからないけど、
この7人なら私の夢を叶えてくれそう
そう思った
メッセージに返事をせずにとりあえず考えていると
“新しいメッセージが1件”
SUGA『防弾少年団のSUGAです。メッセージでもいいので、この曲にアドバイスしてほしいです』
それだけのメッセージだった
下にはファイルがあって開くと音楽が流れ始めた
「いいけど、このビートなら、もっといいものできるはずなのに」
もともとできあがったものに手を付けるより
私はまだまだ、これから手をつけて肉付けをしていく方が楽しいかもしれないと思った
私の今いる所は、もうすでに出来上がったことだらけだったから
「会いにいくか」
今の事務所を出ていくために、何曲もの作業に取り掛かった
オ社長が困らないようにネタになる曲をたくさん作った
1ヶ月間家に閉じこもって作業をした
「あーこれでいいかな」
送信されたファイルの中にはそれぞれのグループのカムバックの曲、サブ曲、
これからデビューするであろうグループの曲も
全てが採用されるわけではないと思うけど
とりあえず、これで私はbighitに行ける・・・
はず
オ社長『なんだ、この大量のファイルは』
『これで区切りにします。オ社長にはたくさんお世話になりました。
blueという名前がここまで有名になったのはオ社長のおかげです。
やりたいことが見つかりました。
よければ、この曲達を使ってください。』
私から初めてオ社長に送ったメッセージだった
それだけを残して私はbighitに向かった
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作者名:jinna | 作成日時:2021年12月3日 22時