少年団のPDニム (ページ7)

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結局自分で自分を調べたら苦しくなった
そこまですごくないのに
すごいすごいって

ありがたいけど、16歳の私は
世の中のことなんてコレっぽっちも知らない
そんなこと言われても怖いとしか思わないんだ

私は大人達にいいように遣われてるんじゃないかとか、いろいろ感じることがあるし
私には親切でも、私の前のPDさん達はもう、親切にされてない姿をみてると、社会とは汚いところなのかなとか

私も用済みになれば、そうやって捨てられるのかなとか

私のお父さんとお母さんはとにかく優しい人で、私の好きなように生きろって言ってくれた

ギターが欲しかった時も
ピアノが欲しかった時も
全部を私に与えてくれた

両親の住んでる釜山にはソウルに来て1度も帰ってないけど、時々、2人で私に会いに来てくれるから、そう寂しくはない

元々、1人が好きなタイプだし
だから、学校でも友達はいなかった

オ社長は私をYouTubeから見つけてくれた

私は幼い頃から音に敏感で
音が好きだった

みんなが、砂場や滑り台、ブランコ、おままごとをしてる時、私はいつもピアノで遊んでたし、歌ってた

そんな私は小学生からピアノとギターで曲を作り始めて、お母さんはそんな姿を動画してYouTubeにアップしていた

中学卒業と同時にソウルに来てこの事務所に入社した
高校には入学しなかった

「この前のSHINeeの新曲聞いた？」

「聞いた聞いた！」

「めちゃいいよね」

「あの曲もblueが作ったらしくて、私たちと同じ歳なのにすごいよね」

同じ歳か

コンビニでイチゴミルクを買って事務所に向かった